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Get-Clipboard

現在の Windows クリップボード エントリを取得します。

構文

Get-Clipboard
   [-Format <ClipboardFormat>]
   [-TextFormatType <TextDataFormat>]
   [-Raw]
   [<CommonParameters>]

説明

Get-Clipboard コマンドレットは、現在の Windows クリップボード エントリを取得します。

例 1: クリップボードの内容を取得し、コマンド ラインに表示する

この例では、ブラウザーでイメージを右クリックし、[コピー] アクション 選択。 次のコマンドは、クリップボードに格納されているイメージのリンクを URL として表示します。

Get-Clipboard

https://en.wikipedia.org/wiki/PowerShell

例 2: クリップボードの内容を特定の形式で取得する

この例では、Windowsエクスプローラーでファイルを選択して Ctrl-Cを押してクリップボードにコピーしました。 次のコマンドを使用すると、ファイルの一覧としてクリップボードの内容にアクセスできます。

Get-Clipboard -Format FileDropList

Directory: C:\Git\PS-Docs\PowerShell-Docs\wmf

Mode                LastWriteTime         Length Name
----                -------------         ------ ----
-a----         5/7/2019   1:11 PM          10010 TOC.yml
-a----       11/18/2016  10:10 AM             53 md.style
-a----         5/6/2019   9:32 AM           4177 overview.md
-a----        6/28/2018   2:28 PM            345 README.md

パラメーター

-Format

クリップボードの種類 (形式) を指定します。 このパラメーターに使用できる値は次のとおりです。

  • テキスト
  • ファイルドロップリスト
  • 画像
  • オーディオ
型:ClipboardFormat
指定可能な値:Text, FileDropList, Image, Audio
配置:Named
規定値:None
必須:False
パイプライン入力を受け取る:False
ワイルドカード文字を受け取る:False

-Raw

このコマンドレットが改行文字を無視し、クリップボードの内容全体を取得することを示します。

型:SwitchParameter
配置:Named
規定値:None
必須:False
パイプライン入力を受け取る:False
ワイルドカード文字を受け取る:False

-TextFormatType

クリップボードのテキスト データ形式の種類を指定します。 このパラメーターに使用できる値は次のとおりです。

  • テキスト
  • ユニコードテキスト
  • RTFの
  • Html
  • カンマ区切り値
型:TextDataFormat
指定可能な値:Text, UnicodeText, Rtf, Html, CommaSeparatedValue
配置:Named
規定値:None
必須:False
パイプライン入力を受け取る:False
ワイルドカード文字を受け取る:False

出力

System.String, System.IO.FileInfo, System.IO.Stream, System.Drawing.Image