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パフォーマンス カウンターの使用

このサンプルでは、Windows Communication Foundation (WCF) パフォーマンス カウンタにアクセスする方法と、ユーザー定義のパフォーマンス カウンタを作成する方法を示します。このサンプルは、「入門サンプル」に基づいています。

ms750527.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
このサンプルのセットアップ手順とビルド手順については、このトピックの最後を参照してください。

このサンプルでは、クライアントが ICalculator サービスの 4 つのメソッドを呼び出します。この処理は、ユーザーが中断するまで継続して行われます。サービスは変更されません。

パフォーマンス カウンタは、サービスの Web.config ファイルの診断セクションで有効にします。次のサンプル構成を参照してください。

<configuration>
  <system.serviceModel>
    <diagnostics performanceCounters="All" /> 
  </system.serviceModel>
</configuration>

このタスクは、構成エディター ツール (SvcConfigEditor.exe) を使用して実行することもできます。

パフォーマンス カウンタが有効な場合は、WCF パフォーマンス カウンタのスイート全体がサービスについて有効です。.NET Framework は、ServiceModelServiceServiceModelEndpoint、および ServiceModelOperation の 3 つのレベルで、パフォーマンス データを自動的に保持します。これらの各レベルには、"呼び出し"、"1 秒あたりの呼び出し回数"、"承認されていないセキュリティ呼び出し" などのパフォーマンス カウンタがあります。

サンプルを設定、ビルド、および実行するには

  1. Windows Communication Foundation サンプルの 1 回限りのセットアップの手順」が実行済みであることを確認します。

  2. ソリューションの C# 版または Visual Basic .NET 版をビルドするには、「Windows Communication Foundation サンプルのビルド」の手順に従います。

  3. サンプルを単一コンピューター構成または複数コンピューター構成で実行するには、「Running the Windows Communication Foundation Samples」の手順に従います。

パフォーマンス データを表示するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックして「perfmon」と入力してから [OK] をクリックするか、または、[コントロール パネル] の [管理ツール] を開き、[パフォーマンス] をダブルクリックして、パフォーマンス モニタ ツールを開始します。

    ms750527.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
    サンプル コードが実行されるまでは、カウンタを追加することはできません。

  2. 一覧表示されているパフォーマンス カウンタを削除するには、削除するパフォーマンス カウンタを選択して Del キーを押します。

  3. WCF カウンタを追加するには、グラフ ウィンドウを右クリックし、[カウンタの追加] をクリックします。[カウンタの追加] ダイアログ ボックスで、[パフォーマンス オブジェクト] ボックスの一覧から [ServiceModelOperation 3.0.0.0]、[ServiceModelEndpoint 3.0.0.0]、または [ServiceModelService 3.0.0.0] を選択します。表示するカウンタを一覧から選択します。

    ms750527.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
    コンピューター上で WCF サービスが実行されていない場合は、サービスの WCF パフォーマンス カウンターは存在しません。

構成エディターを使用してカウンターを有効にするには

  1. SvcConfigEditor.exe のインスタンスを開きます。

  2. [ファイル] メニューの [開く] をクリックし、[構成ファイル...] をクリックします。

  3. サンプル アプリケーションの service フォルダーに移動し、Web.config ファイルを開きます。

  4. 構成ツリーの [診断] をクリックします。

  5. [診断] ウィンドウの [パフォーマンス カウンター] の表示を "すべて" に切り替えます。

  6. 構成ファイルを保存し、エディターを終了します。

ms750527.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WCF\Basic\Management\PerfCounters

参照

その他のリソース

AppFabric の監視のサンプル