名前で識別されるシステム プロパティの値を表すオブジェクトを返します。
object system-property(string)
解説
引数は、有効な QName である文字列を評価する必要があります。 QName は、式のスコープ内の名前空間宣言を使用して名前に展開されます。 system-property
関数は、名前で識別されるシステム プロパティの値を表すオブジェクトを返します。 そのようなシステム プロパティがない場合は、空の文字列が返されます。
これらのプロパティは QNames を表す文字列であるため、xsl:version
プロパティ、xsl:vendor
プロパティ、および xsl:vendor-url
プロパティのプレフィックスは "http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
のスコープ内の名前空間宣言に対応している必要があります。 名前空間宣言 "urn:schemas-microsoft-com:xslt"
に対応しているプレフィックスは、msxsl:version
プロパティのスコープ内にある必要があります。
システム プロパティ | 説明 |
---|---|
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プロセッサによって実装されている XSLT のバージョンを示す数値。このドキュメントで指定されているバージョンの XSLT を実装する XSLT プロセッサの場合、数値は 1 です。 |
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"Microsoft" という文字列を返します。 |
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URL "http://www.microsoft.com" が含まれた文字列。 |
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Microsoft XML コア サービス (MSXML) のバージョンを示す数値。 |
例
次の関数の呼び出しでは、1 が返されます。
system-property('xsl:version')