次の方法で共有


ICorDebugProcess2::SetDesiredNGENCompilerFlags メソッド

ランタイムがプリコンパイルされたイメージを現在のプロセスに読み込むことができるように、そのイメージに埋め込む必要があるフラグを設定します。

HRESULT SetDesiredNGENCompilerFlags (
    [in] DWORD    pdwFlags
);

パラメーター

  • pdwFlags
    [入力] 適切なプリコンパイル済みイメージを選択するために使用するコンパイラ フラグを指定する CorDebugJITCompilerFlags 列挙体の値。

解説

SetDesiredNGENCompilerFlags メソッドは、ランタイムがプリコンパイルされたイメージをこのプロセスに読み込むことができるように、そのイメージに埋め込む必要があるフラグを指定します。 このメソッドによって設定されたフラグが使用されるのは、適切なプリコンパイル済みイメージを選択する場合だけです。 そのようなイメージがない場合、代わりにランタイムは Microsoft Intermediate Language (MSIL) イメージと Just-In-Time (JIT) コンパイラを読み込みます。 この場合、デバッガーは引き続き ICorDebugModule2::SetJITCompilerFlags メソッドを使用して、JIT コンパイルに合わせてフラグを設定する必要があります。

イメージを読み込んだ後、そのイメージの部分的な JIT コンパイルを実行する必要がある場合 (イメージにジェネリックが含まれている場合など)、SetDesiredNGENCompilerFlags メソッドで指定したコンパイラ フラグが追加 JIT コンパイルに適用されます。

SetDesiredNGENCompilerFlags メソッドは、ICorDebugManagedCallback::CreateProcess コールバックの間に呼び出す必要があります。 コールバックの後でこの SetDesiredNGENCompilerFlags メソッドを呼び出そうとすると失敗します。 また、CorDebugJITCompilerFlags 列挙体に定義されていないフラグや、指定したプロセスに対して無効なフラグを設定しようとすると、失敗します。

必要条件

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0

参照

参照

ICorDebugProcess2 インターフェイス

ICorDebugProcess インターフェイス

ICorDebug インターフェイス

ICorDebugManagedCallback インターフェイス