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ICorDebugEval::CreateValue メソッド

初期値がゼロまたは null の、指定した型の値を作成します。

このメソッドは、.NET Framework Version 2.0 で互換性のために残されています。 代わりに ICorDebugEval2::CreateValueForType を使用してください。

HRESULT CreateValue (
    [in] CorElementType     elementType,
    [in] ICorDebugClass     *pElementClass,
    [out] ICorDebugValue    **ppValue
);

パラメーター

  • elementType
    [入力] 値の型を指定する CorElementType 列挙型の値。

  • pElementClass
    [入力] 型がプリミティブ型ではない場合の、値のクラスを指定する ICorDebugClass オブジェクトへのポインター。

  • ppValue
    [出力] 値を表す ICorDebugValue オブジェクトのアドレスへのポインター。

解説

CreateValue は、関数の評価で使用することを唯一の目的として、特定の型の ICorDebugValue オブジェクトを作成します。 この値オブジェクトを使用すると、ユーザー定数をパラメーターとして渡すことができます。

値の型がプリミティブ型の場合、初期値はゼロまたは null です。 プリミティブ型の値を設定するには、ICorDebugGenericValue::SetValue を使用します。

elementType の値が ELEMENT_TYPE_CLASS の場合、null オブジェクト参照を表す ICorDebugReferenceValue (ppValue に返される) を取得します。 このオブジェクトを使用すると、オブジェクト参照パラメーターを持つ関数の評価に null を渡すことができます。 ICorDebugValue を任意の値に設定することはできません。常に null を使用します。

必要条件

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー: CorDebug.idl、CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン : 1.1、1.0

参照

参照

ICorDebugEval インターフェイス

ICorDebugEval2::CreateValueForType メソッド

ICorDebugValue インターフェイス