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ICorDebugProcess::GetHelperThreadID メソッド

デバッガーの内部ヘルパー スレッドのオペレーティング システム (OS: Operating System) スレッド ID を取得します。

HRESULT GetHelperThreadID (
    [out] DWORD *pThreadID
);

パラメーター

  • pThreadID
    [出力] デバッガーの内部ヘルパー スレッドの OS スレッド ID へのポインター。

解説

マネージ デバッグおよびアンマネージ デバッグでは、デバッガーが挿入したブレークポイントに達したときに、指定した ID を持つスレッドが引き続き実行されるようにするのはデバッガーの役割です。 デバッガーは、このスレッドをユーザーに対して非表示にすることもできます。 プロセスにヘルパー スレッドがまだ存在しない場合、GetHelperThreadID メソッドは *pThreadID 内にゼロを返します。

ヘルパー スレッドのスレッド ID は、時間と共に変更される可能性があるためキャッシュできません。 停止イベントが発生するたびにスレッド ID を再度問い合わせる必要があります。

デバッガーのヘルパー スレッドのスレッド ID は、すべてのアンマネージ ICorDebugManagedCallback::CreateThread イベントで正しく報告されるため、デバッガーはそのヘルパー スレッドのスレッド ID を確認し、ユーザーに対して非表示にできます。 アンマネージ ICorDebugManagedCallback::CreateThread イベント中にヘルパー スレッドとして識別されたスレッドは、マネージ ユーザー コードを実行することはありません。

必要条件

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー: CorDebug.idl CorDebug.h

ライブラリ: CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0、1.1、1.0

参照

参照

ICorDebugProcess インターフェイス

ICorDebugProcess2 インターフェイス