ユーザー プロファイル グループにプロパティを追加します。
<add
name="property name"
type="fully qualified type reference"
provider="provider name"
serializeAs="String|Xml|Binary|ProviderSpecific"
allowAnonymous="true|false"
defaultValue="default property value"
readOnly="true|false"
customProviderData="data for a custom profile provider" />
/>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
name |
必須の String 型の属性です。 プロパティの名前を指定します。 この値は、自動的に生成されるプロファイル クラスのプロパティ名として、また Properties コレクション内のプロパティのインデックス値として使用されます。 プロパティの名前にピリオド (.) を含めることはできません。 ユーザー プロファイル プロパティの自動生成の詳細については、「ASP.NET プロファイル プロパティの概要」を参照してください。 |
type |
省略可能な String 型の属性です。 プロパティの型を指定します。 既定値は、String です。 |
provider |
省略可能な String 型の属性です。 プロパティの値を格納および取得するために使用されるプロファイル プロバイダーを指定します。 この属性の値は、providers 要素に指定されたプロファイル プロバイダーのうちのいずれかの名前です。 プロバイダー名を指定しない場合、profile 要素に指定された既定のプロバイダーが使用されます。 プロファイル プロバイダーの詳細については、「ASP.NET プロファイル プロバイダー」を参照してください。 |
serializeAs |
省略可能な SettingsSerializeAs 属性です。 データ ストア内のプロパティ値のシリアル化形式を指定します。 既定のシリアル化形式はプロバイダー固有です。 使用される実際のシリアル化は、プロバイダーによって決定されます。たとえば、SQL プロバイダーの場合は String シリアル化が使用されます。 |
allowAnonymous |
省略可能な Boolean 型の属性です。 アプリケーションのユーザーが匿名の場合に、プロパティを取得または設定できるかどうかを指定します。 true に設定された場合、アプリケーションのユーザーが匿名の場合にプロパティを取得または設定できます。 既定値は、false です。 |
defaultValue |
省略可能な String 型の属性です。 データ ストアに Profile プロパティの値がない場合、既定値を指定します。 プロパティの型が XML シリアル化形式でシリアル化されている場合、この属性はプロパティ型のシリアル化されたインスタンスを表す XML 文字列に設定できます。 プロパティの型がバイナリ シリアル化形式でシリアル化されている場合、この属性はプロパティ型のシリアル化されたインスタンスを表す Base-64 エンコード文字列に設定できます。 プロパティが参照型の場合、string null を使用して、Profile プロパティが初期化されていないプロファイルに null を返すように示すことができます。 |
readOnly |
省略可能な Boolean 型の属性です。 プロパティを読み取ることができても設定できないかどうかを指定します。 true に設定された場合、プロパティは読み取ることができても設定できません。 既定値は、false です。 |
customProviderData |
省略可能な String 型の属性です。 プロパティのプロファイル プロバイダーにより使用される文字列値を指定します。 この属性は、文字列値により設定されます。 customProviderData 属性が設定されると、値はプロパティの Attributes コレクションに置かれ、"CustomProviderData" という名前のインデックスが付けられます。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素を指定します。 |
system.web |
ASP.NET 構成セクションのルート要素を指定します。 |
profile |
アプリケーションのユーザー プロファイルを構成します。 |
properties |
ユーザー プロファイル プロパティおよびプロパティ グループのコレクションを定義します。 |
group |
ユーザー プロファイル プロパティのグループ化を定義します。 |
解説
アプリケーション コード内の profile 要素の構成値のアクセスおよび変更方法については、ProfileSection を参照してください。
使用例
Address というグループ名を持つプロパティ グループが含まれているユーザー プロファイルを指定する方法を、次の Web.config ファイルの例に示します。 Profile プロパティに対して生成されたプロパティ グループの前には、グループ名が付きます (たとえば、Profile.Address.Street)。 ユーザー プロファイル、およびユーザー プロファイル プロパティ グループの設定と読み込みの例については、「ASP.NET プロファイル プロパティの概要」を参照してください。
<configuration>
<connectionStrings>
<add name="SqlServices" connectionString="Data Source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial
Catalog=aspnetdb;" />
</connectionStrings>
<system.web>
<authentication mode="Forms" >
<forms loginUrl="login.aspx"
name=".ASPXFORMSAUTH" />
</authentication>
<authorization>
<deny users="?" />
</authorization>
<membership defaultProvider="SqlProvider" userIsOnlineTimeWindow="15">
<providers>
<clear />
<add
name="SqlProvider"
type="System.Web.Security.SqlMembershipProvider"
connectionStringName="SqlServices"
enablePasswordRetrieval="false"
enablePasswordReset="true"
requiresQuestionAndAnswer="true"
requiresUniqueEmail="false"
passwordFormat="Hashed"
applicationName="MyApplication" />
</providers>
</membership>
<profile defaultProvider="SqlProvider">
<providers>
<add
name="SqlProvider"
connectionStringName="SqlServices"
applicationName="MyApplication"
type="System.Web.Profile.SqlProfileProvider" />
</providers>
<properties>
<add name="ZipCode" />
<group name="Address">
<add name="Street" />
<add name="City" />
<add name="State" />
<add name="CountryOrRegion" />
</group>
</properties>
</profile>
</system.web>
</configuration>
要素情報
構成セクション ハンドラー |
|
構成メンバー |
|
構成できる場所 |
Machine.config ルート レベルの Web.config アプリケーション レベルの Web.config |
要件 |
Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0 .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2005 |
参照
処理手順
参照
profile の properties の group 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
system.web 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
profile の group の remove 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
概念
ASP.NET Web サーバー コントロールとブラウザーの機能