Microsoft インターフェイス定義言語 (MIDL: Microsoft Interface Definition Language) コンパイラ ツール (midl.exe) をラップします。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」を参照してください。
パラメーター
MIDL タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。 タスク パラメーターの大部分、およびいくつかのパラメーター セットは、コマンド ライン オプションに対応します。
パラメーター |
説明 |
---|---|
AdditionalIncludeDirectories |
省略可能な String[] 型のパラメーターです。 インポートする IDL ファイル、インクルードするヘッダー ファイル、およびアプリケーション構成ファイル (ACF: Application Configuration File) を検索するディレクトリ一覧にディレクトリを追加します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /I オプションの説明を参照してください。 |
AdditionalOptions |
省略可能な String 型のパラメーターです。 コマンド ライン オプションのリストです。 たとえば、"/option1 /option2 /option#" のように指定します。 他の MIDL タスク パラメーターでは表されないコマンド ライン オプションを指定する場合は、このパラメーターを使用します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」を参照してください。 |
ApplicationConfigurationMode |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、IDL ファイルで一部の ACF キーワードを使用できます。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /app_config オプションの説明を参照してください。 |
ClientStubFile |
省略可能な String 型のパラメーターです。 RPC インターフェイスのクライアント スタブ ファイルの名前を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /cstub オプションの説明を参照してください。 また、この表の ServerStubFile パラメーターの説明も参照してください。 |
CPreprocessOptions |
省略可能な String 型のパラメーターです。 オプションを C/C++ プリプロセッサに渡すように指定します。 プリプロセッサ オプションのスペース区切りのリストを指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /cpp_opt オプションの説明を参照してください。 |
DefaultCharType |
省略可能な String 型のパラメーターです。 生成されたコードをコンパイルするために C コンパイラで使用する既定の文字型を指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
Signed/char signed
Unsigned/char unsigned
Ascii/char ascii7
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /char オプションの説明を参照してください。 |
DllDataFileName |
省略可能な String 型のパラメーターです。 プロキシ DLL に対して生成された dlldata ファイルの名前を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /dlldata オプションの説明を参照してください。 |
EnableErrorChecks |
省略可能な String 型のパラメーターです。 実行時に、生成されたスタブで実行するエラー チェックの種類を指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
None/error none
EnableCustom/error
All/error all
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /error オプションの説明を参照してください。 |
ErrorCheckAllocations |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、メモリ不足エラーをチェックします。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /error allocation オプションの説明を参照してください。 |
ErrorCheckBounds |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、整合可変配列および可変配列のサイズと伝送長の指定をチェックします。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /error bounds_check オプションの説明を参照してください。 |
ErrorCheckEnumRange |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、列挙値が許容範囲内にあることをチェックします。 詳細については、midl.exe のコマンド ライン ヘルプ (/?) で /error enum オプションを参照してください。 |
ErrorCheckRefPointers |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、クライアント スタブに渡される null 参照ポインターがないことをチェックします。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /error ref オプションの説明を参照してください。 |
ErrorCheckStubData |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、マーシャリング解除の例外をサーバー側でキャッチしてクライアントに伝達するスタブを生成します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /error stub_data オプションの説明を参照してください。 |
GenerateClientFiles |
省略可能な String 型のパラメーターです。 RPC インターフェイスのクライアント側 C ソース ファイルを生成するかどうかを指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
None/client none
Stub/client stub
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /client オプションの説明を参照してください。 |
GenerateServerFiles |
省略可能な String 型のパラメーターです。 RPC インターフェイスのサーバー側 C ソース ファイルを生成するかどうかを指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
None/server none
Stub/server stub
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /server オプションの説明を参照してください。 |
GenerateStublessProxies |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、オブジェクト インターフェイスのスタブレス プロキシと共に、完全に解釈されたスタブを生成します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /Oicf オプションの説明を参照してください。 |
GenerateTypeLibrary |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、タイプ ライブラリ (.tlb) ファイルを生成しません。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /notlb オプションの説明を参照してください。 |
HeaderFileName |
省略可能な String 型のパラメーターです。 生成されるヘッダー ファイルの名前を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /h オプションまたは /header オプションの説明を参照してください。 |
IgnoreStandardIncludePath |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、AdditionalIncludeDirectories スイッチを使用して指定されたディレクトリのみ検索し、現在のディレクトリおよび INCLUDE 環境変数で指定されたディレクトリを無視します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /no_def_idir オプションの説明を参照してください。 |
InterfaceIdentifierFileName |
省略可能な String 型のパラメーターです。 COM インターフェイスのインターフェイス ID ファイルの名前を指定します。 "_i.c" を IDL ファイル名に付加して取得された既定の名前は上書きされます。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /iid オプションの説明を参照してください。 |
LocaleID |
省略可能な int 型のパラメーターです。 ロケール識別子を指定します。ロケール識別子により、入力ファイル、ファイル名、およびディレクトリ パスで各種言語の文字を使用できるようになります。 10 進形式のロケール識別子を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /lcid オプションの説明を参照してください。 また、MSDN の「Locale IDs Assigned by Microsoft (Microsoft によって割り当てられたロケール ID)」も参照してください。 |
MkTypLibCompatible |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、mktyplib.exe Version 2.03 との互換性がある入力ファイルの形式を要求します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /mktyplib203 オプションの説明を参照してください。 また、MSDN Web サイトの「ODL File Syntax (ODL ファイルの構文)」も参照してください。 |
OutputDirectory |
省略可能な String 型のパラメーターです。 MIDL タスクの出力ファイルを書き込む既定のディレクトリを指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /out オプションの説明を参照してください。 |
PreprocessorDefinitions |
省略可能な String[] 型のパラメーターです。 1 つ以上の定義を指定します。つまり、#define ディレクティブの場合と同様に C プリプロセッサに渡す名前と省略可能な値です。 各定義の形式は、name[=value] です。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /D オプションの説明を参照してください。 また、この表の UndefinePreprocessorDefinitions パラメーターの説明も参照してください。 |
ProxyFileName |
省略可能な String 型のパラメーターです。 COM インターフェイスのインターフェイス プロキシ ファイルの名前を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /proxy オプションの説明を参照してください。 |
RedirectOutputAndErrors |
省略可能な String 型のパラメーターです。 エラー メッセージや警告などの出力を、標準出力から指定したファイルにリダイレクトします。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /o オプションの説明を参照してください。 |
ServerStubFile |
省略可能な String 型のパラメーターです。 RPC インターフェイスのサーバー スタブ ファイルの名前を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /sstub オプションの説明を参照してください。 また、この表の ClientStubFile パラメーターの説明も参照してください。 |
Source |
必須の ITaskItem[] 型のパラメーターです。 スペース区切りのソース ファイルのリストを指定します。 |
StructMemberAlignment |
省略可能な String 型のパラメーターです。 対象システムにおける構造体の配置 (パッキング レベル) を指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
NotSetなし
1/Zp1
2/Zp2
4/Zp4
8/Zp8
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /Zp オプションの説明を参照してください。 /Zp オプションは、/pack オプションおよび従来の /align オプションに相当します。 |
SuppressCompilerWarnings |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、MIDL タスクの警告メッセージを抑制します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /no_warn オプションの説明を参照してください。 |
SuppressStartupBanner |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、タスクの開始時に著作権およびバージョン番号のメッセージが表示されないようにします。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /nologo オプションの説明を参照してください。 |
TargetEnvironment |
省略可能な String 型のパラメーターです。 アプリケーションを実行する環境を指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
NotSetなし
Win32/env win32
Itanium/env ia64
X64/env x64
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /env オプションの説明を参照してください。 |
TrackerLogDirectory |
省略可能な String 型のパラメーターです。 このタスクの追跡ログを格納する中間ディレクトリを指定します。 |
TypeLibFormat |
省略可能な String 型のパラメーターです。 タイプ ライブラリ ファイルの形式を指定します。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
NewFormat/newtlb
OldFormat/oldtlb
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /newtlb オプションと /oldtlb オプションの説明を参照してください。 |
TypeLibraryName |
省略可能な String 型のパラメーターです。 タイプ ライブラリ ファイルの名前を指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /tlb オプションの説明を参照してください。 |
UndefinePreprocessorDefinitions |
省略可能な String[] 型のパラメーターです。 #undefine ディレクティブの場合と同様に C プリプロセッサに名前を渡すことによって、名前の以前の定義を削除します。 以前に定義した名前を 1 つ以上指定します。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /U オプションの説明を参照してください。 また、この表の PreprocessorDefinitions パラメーターの説明も参照してください。 |
ValidateAllParameters |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true の場合、実行時に整合性チェックを実行するために使用するエラー チェックの追加情報を生成します。 false の場合、エラー チェック情報は生成されません。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /robust オプションと /no_robust オプションの説明を参照してください。 |
WarnAsError |
省略可能な Boolean 型のパラメーターです。 true に設定すると、すべての警告をエラーとして扱います。 WarningLevel MIDL タスク パラメーターが指定されていない場合、既定のレベル (レベル 1) の警告はエラーとして扱われます。 詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /WX オプションの説明を参照してください。 また、この表の WarningLevel パラメーターの説明も参照してください。 |
WarningLevel |
省略可能な String 型のパラメーターです。 出力する警告の重大度 (警告レベル) を指定します。 値が 0 の場合、警告は出力されません。 それ以外の場合は、警告レベルの数値が指定した値以下である警告が出力されます。 次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。
値コマンド ライン オプション
0/W0
1/W1
2/W2
3/W3
4/W4
詳細については、MSDN Web サイトの「MIDL Command-Line Reference (MIDL コマンド ライン リファレンス)」の /W オプションの説明を参照してください。 また、この表の WarnAsError パラメーターの説明も参照してください。 |