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CL タスク

更新 : 2010 年 9 月

Visual C++ コンパイラ ツール (cl.exe) をラップします。 コンパイラでは、実行可能 (.exe) ファイル、ダイナミック リンク ライブラリ (.dll) ファイル、またはコード モジュール (. netmodule) ファイルを作成します。 詳細については、「コンパイラ オプション」を参照してください。

パラメーター

CL タスクのパラメーターの説明を次の表に示します。 タスク パラメーターの大部分、およびいくつかのパラメーター セットは、コマンド ライン オプションに対応します。

パラメーター

説明

AdditionalIncludeDirectories

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

インクルード ファイルを検索するディレクトリ一覧にディレクトリを追加します。

詳細については、「/I (追加インクルード ディレクトリ)」を参照してください。

AdditionalOptions

省略可能な String 型のパラメーターです。

コマンド ライン オプションのリストです。 たとえば、"/option1 /option2 /option#" のように指定します。 他のタスク パラメーターでは表されないコマンド ライン オプションを指定する場合は、このパラメーターを使用します。

詳細については、「コンパイラ オプション」を参照してください。

AdditionalUsingDirectories

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

#using ディレクティブに渡されたファイル参照を解決するために、コンパイラによって検索されるディレクトリを指定します。

詳細については、「/AI (メタデータ ディレクトリの指定)」を参照してください。

AlwaysAppend

省略可能な String 型のパラメーターです。

コマンド ラインで常に出力される文字列です。 既定値は "/c" です。

AssemblerListingLocation

アセンブリ コードを含むリスティング ファイルを作成します。

詳細については、「/FA、/Fa (リスティング ファイル)」の /Fa オプションの説明を参照してください。

AssemblerOutput

省略可能な String 型のパラメーターです。

アセンブリ コードを含むリスティング ファイルを作成します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
NoListingなし
AssemblyCode/FA
AssemblyAndMachineCode/FAc
AssemblyAndSourceCode/FAs
All/FAcs

詳細については、「/FA、/Fa (リスティング ファイル)」の /FA/FAc/FAs/FAcs の各オプションの説明を参照してください。

BasicRuntimeChecks

省略可能な String 型のパラメーターです。

runtime_checks プラグマと組み合わせて、ランタイム エラー チェック機能を有効または無効にします。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Defaultなし
StackFrameRuntimeCheck/RTCs
UninitializedLocalUsageCheck/RTCu
EnableFastChecks/RTC1

詳細については、「/RTC (ランタイム エラー チェック)」を参照してください。

BrowseInformation

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、ブラウザー情報ファイルを作成します。

詳細については、「/FR、/Fr (.sbr ファイルの作成)」の /FR オプションの説明を参照してください。

BrowseInformationFile

省略可能な String 型のパラメーターです。

ブラウザー情報ファイルのファイル名を指定します。

詳細については、この表の BrowseInformation パラメーターの説明を参照してください。また、「/FR、/Fr (.sbr ファイルの作成)」も参照してください。

BufferSecurityCheck

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、リターン アドレスを上書きするバッファー オーバーランを検出します。これはバッファー サイズに制限のないコードを攻略する一般的な方法です。

詳細については、「/GS (バッファーのセキュリティ チェック)」を参照してください。

BuildingInIDE

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、IDE から MSBuild が呼び出されることを示します。 それ以外の場合、MSBuild はコマンド ラインから呼び出されます。

CallingConvention

省略可能な String 型のパラメーターです。

呼び出し規約を指定します。この呼び出し規約は、関数の引数をスタックにプッシュする順序、呼び出し元と呼び出し先のどちらの関数が呼び出しの最後にスタックから引数を削除するか、および個々の関数を識別するためにコンパイラが使用する名前装飾規約を決定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Cdecl/Gd
FastCall/Gr
StdCall/Gz

詳細については、「/Gd、/Gr、/Gz (呼び出し規約)」を参照してください。

CompileAs

省略可能な String 型のパラメーターです。

入力ファイルを C ソース ファイルとしてコンパイルするか C++ ソース ファイルとしてコンパイルするかを指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Defaultなし
CompileAsC/TC
CompileAsCpp/TP

詳細については、「/Tc、/Tp、/TC、/TP (ソース ファイル タイプの指定)」を参照してください。

CompileAsManaged

省略可能な String 型のパラメーターです。

アプリケーションおよびコンポーネントで、共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) の機能を使用できるようにします。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
falseなし
true/clr
Pure/clr:pure
Safe/clr:safe
OldSyntax/clr:oldSyntax

詳細については、「/clr (共通言語ランタイムのコンパイル)」を参照してください。

CreateHotpatchableImage

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、イメージをホットパッチできるようにするようコンパイラに指示します。 このパラメーターにより、各関数の最初の命令が、ホットパッチに必要な 2 バイトであることが確認されます。

詳細については、「/hotpatch (ホットパッチ可能なイメージの作成)」を参照してください。

DebugInformationFormat

省略可能な String 型のパラメーターです。

作成するプログラムに対して生成するデバッグ情報の種類を選択し、デバッグ情報をオブジェクト (.obj) ファイルに保存するのかプログラム データベース (PDB: Program Database) に保存するのかを選択します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
OldStyle/Z7
ProgramDatabase/Zi
EditAndContinue/ZI

詳細については、「/Z7、/Zi、/ZI (デバッグ情報の形式)」を参照してください。

DisableLanguageExtensions

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、ANSI C または ANSI C++ と互換性のない言語構成要素に対してエラーを出力するようにコンパイラに指示します。

詳細については、「/Za、/Ze (言語拡張機能の無効化)」の /Za オプションの説明を参照してください。

DisableSpecificWarnings

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

セミコロン区切りのリストで指定する警告番号を無効にします。

詳細については、「/w、/Wn、/WX、/Wall、/wln、/wdn、/wen、/won (警告レベル)」の /wd オプションの説明を参照してください。

EnableEnhancedInstructionSet

省略可能な String 型のパラメーターです。

ストリーミング SIMD 拡張命令 (SSE) およびストリーミング SIMD 拡張命令 2 (SSE2) を使用したコードの生成のアーキテクチャを指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
StreamingSIMDExtensions/arch:SSE
StreamingSIMDExtensions2/arch:SSE2

詳細については、「/arch (最小限の CPU アーキテクチャ)」を参照してください。

EnableFiberSafeOptimizations

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、静的スレッド ローカル ストレージを使用して割り当てられたデータ、つまり __declspec(thread) を使用して割り当てられたデータに対して、ファイバー保護をサポートします。

詳細については、「/GT (スレッド ローカル ストレージを使用したファイバー保護のサポート)」を参照してください。

EnablePREfast

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、コード分析を有効にします。

詳細については、「/analyze (Enterprise コード分析)」を参照してください。

ErrorReporting

省略可能な String 型のパラメーターです。

内部コンパイラ エラー (ICE: Internal Compiler Error) 情報を Microsoft に直接提供できます。 既定では、IDE ビルドの設定は Prompt で、コマンド ライン ビルドの設定は Queue です。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
None/errorReport:none
Prompt/errorReport:prompt
Queue/errorReport:queue
Send/errorReport:send

詳細については、「/errorReport (内部コンパイラ エラーの報告)」を参照してください。

ExceptionHandling

省略可能な String 型のパラメーターです。

コンパイラで使用する例外処理のモデルを指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
falseなし
Async/EHa
Sync/EHsc
SyncCThrow/EHs

詳細については、「/EH (例外処理モデル)」を参照してください。

ExpandAttributedSource

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、ソース ファイルに拡張された属性を挿入したリスティング ファイルを作成します。

詳細については、「/Fx (挿入されたコードのマージ)」を参照してください。

FavorSizeOrSpeed

省略可能な String 型のパラメーターです。

コード サイズとコード速度のどちらを優先するかを指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Neitherなし
Size/Os
Speed/Ot

詳細については、「/Os、/Ot (実行可能ファイルのサイズの優先、実行速度の優先)」を参照してください。

FloatingPointExceptions

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、信頼性の高い浮動小数点例外モデルを有効にします。 例外は発生直後にスローされます。

詳細については、「/fp (浮動小数点の動作の指定)」の /fp:except オプションの説明を参照してください。

FloatingPointModel

省略可能な String 型のパラメーターです。

浮動小数点モデルを設定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Precise/fp:precise
Strict/fp:strict
Fast/fp:fast

詳細については、「/fp (浮動小数点の動作の指定)」を参照してください。

ForceConformanceInForLoopScope

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、Microsoft 拡張機能 (/Ze) を使用する for ループに C++ の標準動作を実装します。

詳細については、「/Zc:forScope (for ループのスコープの強制準拠)」を参照してください。

ForcedIncludeFiles

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

指定された 1 つ以上のヘッダー ファイルをプリプロセッサで処理します。

詳細については、「/FI (強制インクルード ファイルの名前の指定)」を参照してください。

ForcedUsingFiles

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

指定された 1 つ以上の #using ファイルをプリプロセッサで処理します。

詳細については、「/FU (強制 #using ファイルの名前の指定)」を参照してください。

FunctionLevelLinking

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、各関数をパッケージ化された関数 (COMDAT) 形式でパッケージ化します。

詳細については、「/Gy (関数レベルのリンクの有効化)」を参照してください。

GenerateXMLDocumentationFiles

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、コンパイラが、ソース コード ファイル内のドキュメント コメントを処理し、ドキュメント コメントを含む各ソース コード ファイルの .xdc ファイルを作成します。

詳細については、「/doc (ドキュメント コメントの処理) (C/C++)」を参照してください。 また、この表の XMLDocumentationFileName パラメーターの説明も参照してください。

IgnoreStandardIncludePath

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、環境変数 PATH と INCLUDE で指定されたディレクトリ内でインクルード ファイルが検索されなくなります。

詳細については、「/X (標準インクルード パスの無視)」を参照してください。

InlineFunctionExpansion

省略可能な String 型のパラメーターです。

ビルドのインライン関数の拡張レベルを指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Defaultなし
Disabled/Ob0
OnlyExplicitInline/Ob1
AnySuitable/Ob2

詳細については、「/Ob (関数のインライン展開)」を参照してください。

IntrinsicFunctions

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、一部の関数呼び出しを組み込み関数などの特別な関数形式に置き換え、アプリケーションの実行速度を向上させます。

詳細については、「/Oi (組み込み関数の生成)」を参照してください。

MinimalRebuild

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、簡易リビルドを有効にします。この機能は、ヘッダー (.h) ファイルに保存されている、C++ の変更されたクラス定義が含まれた C++ ソース ファイルを再コンパイルする必要があるかどうかを決定します。

詳細については、「/Gm (簡易リビルドの有効化)」を参照してください。

MultiProcessorCompilation

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、複数のプロセッサを使用してコンパイルします。 コンピューター上の有効プロセッサごとに 1 つのプロセスが作成されます。

詳細については、「/MP (複数のプロセスを使用したビルド)」を参照してください。 また、この表の ProcessorNumber パラメーターの説明も参照してください。

ObjectFileName

省略可能な String 型のパラメーターです。

既定のファイル名の代わりに使用するオブジェクト (.obj) ファイル名またはディレクトリを指定します。

詳細については、「/Fo (オブジェクト ファイルの名前の指定)」を参照してください。

ObjectFiles

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

オブジェクト ファイルのリストです。

OmitDefaultLibName

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、オブジェクト (.obj) ファイルから、既定の C ランタイム ライブラリ名を削除します。 既定では、リンカーに正しいライブラリを指示するために、コンパイラによって .obj ファイルにライブラリ名が埋め込まれます。

詳細については、「/Zl (既定のライブラリ名の省略)」を参照してください。

OmitFramePointers

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、呼び出し履歴にフレーム ポインターが作成されなくなります。

詳細については、「/Oy (フレーム ポインターの省略)」を参照してください。

OpenMPSupport

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、コンパイラで OpenMP 句および OpenMP ディレクティブが処理されます。

詳細については、「/openmp (OpenMP 2.0 サポートの有効化)」を参照してください。

Optimization

省略可能な String 型のパラメーターです。

速度とサイズに関するさまざまなコード最適化を指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Disabled/Od
MinSpace/O1
MaxSpeed/O2
Full/Ox

詳細については、「/O オプション (コードの最適化)」を参照してください。

PrecompiledHeader

省略可能な String 型のパラメーターです。

ビルド時にプリコンパイル済みヘッダー (.pch) ファイルを作成または使用します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
NotUsingなし
Create/Yc
Use/Yu

詳細については、「/Yc (プリコンパイル済みヘッダー ファイルの作成)」および「/Yu (プリコンパイル済みヘッダー ファイルの使用)」を参照してください。 また、この表の PrecompiledHeaderFile パラメーターと PrecompiledHeaderOutputFile パラメーターの説明も参照してください。

PrecompiledHeaderFile

省略可能な String 型のパラメーターです。

作成または使用するプリコンパイル済みヘッダー ファイルの名前を指定します。

詳細については、「/Yc (プリコンパイル済みヘッダー ファイルの作成)」および「/Yu (プリコンパイル済みヘッダー ファイルの使用)」を参照してください。

PrecompiledHeaderOutputFile

省略可能な String 型のパラメーターです。

プリコンパイル済みヘッダーのパスに既定のパス以外のパス名を指定します。

詳細については、「/Fp (.pch ファイルの名前の指定)」を参照してください。

PreprocessKeepComments

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、プリプロセス時にコメントを保持します。

詳細については、「/C (プリプロセス時のコメントの保持)」を参照してください。

PreprocessorDefinitions

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

ソース ファイルのプリプロセッサ シンボルを定義します。

詳細については、「/D (プリプロセッサの定義)」を参照してください。

PreprocessOutput

省略可能な ITaskItem[] 型のパラメーターです。

タスクで使用および生成できるプリプロセッサ出力アイテムの配列を定義します。

PreprocessOutputPath

省略可能な String 型のパラメーターです。

PreprocessToFile パラメーターのプリプロセス済み出力の書き込み先となる出力ファイルの名前を指定します。

詳細については、「/Fi (出力ファイル名のプリプロセス)」を参照してください。

PreprocessSuppressLineNumbers

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、C と C++ のソース ファイルに対してプリプロセスが実行され、プリプロセスされたファイルが標準出力デバイスにコピーされます。

詳細については、「/EP (#line ディレクティブを挿入しない stdout へのプリプロセス)」を参照してください。

PreprocessToFile

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、C と C++ のソース ファイルに対してプリプロセスが実行され、プリプロセス出力がファイルに書き込まれます。

詳細については、「/P (プリプロセス出力のファイルへの書き込み)」を参照してください。

ProcessorNumber

省略可能な Integer 型のパラメーターです。

マルチプロセッサ コンパイルで使用するプロセッサの最大数を指定します。 このパラメーターは、MultiProcessorCompilation パラメーターと組み合わせて使用します。

ProgramDataBaseFileName

省略可能な String 型のパラメーターです。

プログラム データベース (PDB) ファイルの名前を指定します。

詳細については、「/Fd (プログラム データベース ファイル名)」を参照してください。

RuntimeLibrary

省略可能な String 型のパラメーターです。

マルチスレッド モジュールが DLL であるかどうかを指定し、ランタイム ライブラリのリテール バージョンまたはデバッグ バージョンを選択します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
MultiThreaded/MT
MultiThreadedDebug/MTd
MultiThreadedDLL/MD
MultiThreadedDebugDLL/MDd

詳細については、「/MD、/MT、/LD (ランタイム ライブラリの使用)」を参照してください。

RuntimeTypeInfo

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、実行時に C++ オブジェクト型 (実行時の型情報) をチェックするコードを追加します。

詳細については、「/GR (ランタイム型情報の有効化)」を参照してください。

ShowIncludes

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、インクルード ファイル一覧が出力されます。

詳細については、「/showIncludes (インクルード ファイル一覧)」を参照してください。

SmallerTypeCheck

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、より小さいデータ型に値が代入されてデータが失われるときにランタイム エラーを報告します。

詳細については、「/RTC (ランタイム エラー チェック)」の /RTCc オプションの説明を参照してください。

Sources

必須の ITaskItem[] 型のパラメーターです。

スペース区切りのソース ファイルのリストを指定します。

StringPooling

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、プログラム イメージで同一文字列のコピーが 1 つだけ作成されます。

詳細については、「/GF (同一文字列の削除)」を参照してください。

StructMemberAlignment

省略可能な String 型のパラメーターです。

構造体のすべてのメンバーのバイト配置を指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
Default/Zp1
1Byte/Zp1
2Bytes/Zp2
4Bytes/Zp4
8Bytes/Zp8
16Bytes/Zp16

詳細については、「/Zp (構造体メンバーの配置)」を参照してください。

SuppressStartupBanner

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、タスクの開始時に著作権およびバージョン番号のメッセージが表示されないようにします。

詳細については、「/nologo (著作権情報の非表示) (C/C++)」を参照してください。

TrackerLogDirectory

省略可能な String 型のパラメーターです。

このタスクの追跡ログを格納する中間ディレクトリを指定します。

詳細については、この表の TLogReadFiles パラメーターと TLogWriteFiles パラメーターの説明を参照してください。

TreatSpecificWarningsAsErrors

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

指定したリストに含まれるコンパイラの警告をエラーとして扱います。

詳細については、「/w、/Wn、/WX、/Wall、/wln、/wdn、/wen、/won (警告レベル)」の /wen オプションの説明を参照してください。

TreatWarningAsError

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、コンパイラの警告をすべてエラーとして扱います。

詳細については、「/w、/Wn、/WX、/Wall、/wln、/wdn、/wen、/won (警告レベル)」の /WX オプションの説明を参照してください。

TreatWChar_tAsBuiltInType

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、wchar_t 型をネイティブ型として扱います。

詳細については、「/Zc:wchar_t (wchar_t をネイティブ型として認識)」を参照してください。

UndefineAllPreprocessorDefinitions

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、コンパイラが定義する Microsoft 固有のシンボルを未定義にします。

詳細については、「/U、/u (定義済みマクロ シンボルの未定義化)」の /u オプションの説明を参照してください。

UndefinePreprocessorDefinitions

省略可能な String[] 型のパラメーターです。

未定義にする 1 つ以上のプリプロセッサ シンボルのリストを指定します。

詳細については、「/U、/u (定義済みマクロ シンボルの未定義化)」の /U オプションの説明を参照してください。

UseFullPaths

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、診断時にコンパイラに渡される、ソース コード ファイルの完全パスを表示します。

詳細については、「/FC (診断時のソース コード ファイルの完全パス)」を参照してください。

UseUnicodeForAssemblerListing

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、出力ファイルが UTF-8 形式で作成されます。

詳細については、「/FA、/Fa (リスティング ファイル)」の /FAu オプションの説明を参照してください。

WarningLevel

省略可能な String 型のパラメーターです。

コンパイラで生成される警告の最も高いレベルを指定します。

次のいずれかの値を指定します。それぞれの値はコマンド ライン オプションに対応します。

値コマンド ライン オプション
TurnOffAllWarnings/W0
Level1/W1
Level2/W2
Level3/W3
Level4/W4
EnableAllWarnings/Wall

詳細については、「/w、/Wn、/WX、/Wall、/wln、/wdn、/wen、/won (警告レベル)」の /Wn オプションの説明を参照してください。

WholeProgramOptimization

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、プログラム全体の最適化を有効にします。

詳細については、「/GL (プログラム全体の最適化)」を参照してください。

XMLDocumentationFileName

省略可能な String 型のパラメーターです。

生成される XML ドキュメント ファイルの名前を指定します。 このパラメーターには、ファイル名またはディレクトリ名を指定できます。

詳細については、「/doc (ドキュメント コメントの処理) (C/C++)」の引数 name の説明を参照してください。 また、この表の GenerateXMLDocumentationFiles パラメーターの説明も参照してください。

MinimalRebuildFromTracking

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、追跡されているインクリメンタル ビルドが実行されます。false の場合、リビルドが実行されます。

TLogReadFiles

省略可能な ITaskItem[] 型のパラメーターです。

読み取りファイル追跡ログを表す項目の配列を指定します。

読み取りファイル追跡ログ (.tlog) には、タスクによって読み取られ、プロジェクト ビルド システムでインクリメンタル ビルドをサポートするために使用される入力ファイルの名前が含まれています。 詳細については、この表の TrackerLogDirectory パラメーターと TrackFileAccess パラメーターの説明を参照してください。

TLogWriteFiles

省略可能な ITaskItem[] 型のパラメーターです。

書き込みファイル追跡ログを表す項目の配列を指定します。

書き込みファイル追跡ログ (.tlog) には、タスクによって書き込まれ、プロジェクト ビルド システムでインクリメンタル ビルドをサポートするために使用される出力ファイルの名前が含まれています。 詳細については、この表の TrackerLogDirectory パラメーターと TrackFileAccess パラメーターの説明を参照してください。

TrackFileAccess

省略可能な Boolean 型のパラメーターです。

true の場合、ファイル アクセスのパターンを追跡します。

詳細については、この表の TLogReadFiles パラメーターと TLogWriteFiles パラメーターの説明を参照してください。

参照

その他の技術情報

MSBuild タスク リファレンス

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 9 月

AssemblerOutputBasicRuntimeChecksCallingConvention、および CompileAs に対応するタスク パラメーターとコマンド ライン オプションが追加されました。

カスタマー フィードバック

2010 年 8 月

読み取りファイルと書き込みファイルの追跡ログ (.tlog) が定義されました。

カスタマー フィードバック