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カスタム アクティビティ デザイナーでの ExpressionTextBox の使用

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、カスタム アクティビティ デザイナーで ExpressionTextBox を使用する方法を示します。カスタム アクティビティ MultiAssign は、2 つの文字列値を 2 つの文字列変数に割り当てます。ExpressionTextBox コントロールには、InArgument にバインドされるものと OutArgument にバインドされるものがあります。

サンプルの詳細

ArgumentToExpressionConverter は、式を引数にバインドするときに使用される型コンバーターです。ConverterParameter は、In または Out のいずれか適切な方に設定する必要があります。InOut はサポートされていません。

UseLocationExpression 属性は、OutArgument で使用され、式を L 値 ("左辺値" または "位置値") 式にすることを指定します。ほとんど場合、L 値式は、返される OutArgument が変数または引数の名前であることを示すために使用される有効な Visual Basic 識別子です。

この例では、MaxLines 属性は 1 に設定され、MinLines は設定されていません。つまり、ユーザーによって入力されるテキストの量に関係なく、ExpressionTextBox のサイズが 1 行に固定されることを示しています。ExpressionTextBox がユーザーの入力に合わせて拡大されるようにするには、MaxLinesMinLines より大きい値を設定します。

ExpressionTextBox は、引数にのみバインドできます。CLR プロパティにはバインドできません。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio 2010 を使用して、ExpressionTextBoxSample.sln ファイルを開きます。

  2. ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。

このサンプルを実行するには

  1. 新しいワークフロー コンソール アプリケーションをソリューションに追加します。

  2. ExpressionTextBoxSample プロジェクトへの参照を新しいワークフロー コンソール アプリケーション プロジェクトから追加します。

  3. ソリューションをビルドします。

  4. ツールボックスの MultiAssign アクティビティをドラッグし、ワークフローにドロップします。

Ee663224.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\CustomActivities\CustomActivityDesigners\ExpressionTextBox