CommentOut アクティビティ

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、実行のパスから他のアクティビティを削除し、それらを有効にコメント化するカスタム アクティビティを記述する方法を示します。

CommentOut アクティビティ

CommentOut アクティビティでは、目標を達成するために、CodeActivity 基本クラスを継承し、空の Execute メソッドを実装します。

        protected override void Execute(CodeActivityContext context)
        {
        }

クラスは次の例のように宣言されます。

    [Designer(typeof(CommentOutDesigner))]
    [ContentProperty("Body")]
    public sealed class CommentOut : CodeActivity

Designer 属性は、デザイン時にアクティビティのビジュアル インターフェイスを実装するクラスを指定します。ContentProperty 属性は、このアクティビティのインスタンスの XAML 表現で “Body” プロパティを省略できることを宣言します。

<Border x:Uid="Border_1" BorderThickness ="1">
    <sad:WorkflowItemPresenter 
    x:Uid="sad:WorkflowItemPresenter_1" AutomationProperties.AutomationId="Body" Item="{Binding Path=ModelItem.Body, Mode=TwoWay}"
    AllowedItemType="{x:Type sa:Activity}"
    HintText="Drop activity here" 
    Margin="5,5,5,5" />
</Border>

デザイナー クラスでは、XAML はアクティビティのカスタム ビジュアル表現を作成するために使用されます。WorkflowItemPresenter はビジュアル エディターを提供するクラスです。

CommentOut アクティビティ サーフェイス上には、1 つのアクティビティをドロップできます。このサーフェイスに複数のアクティビティを追加する場合は、最初にシーケンス アクティビティをここにドラッグします。

このサンプルを使用するには

1. Visual Studio 2010 で CommentOut.sln を開きます。

2. Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押して、ソリューションをコンパイルします。

3. Ctrl キーを押しながら F5 キーを押して、サンプルをデバッグなしで開始します。

注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Scenario\ActivityLibrary\CommentOut