次の方法で共有


WCF セキュリティの暗号化方式の指定

このサンプルでは、Windows Communication Foundation (WCF) クライアントおよびサービスで迅速な暗号化実装を提供するために標準またはカスタム アルゴリズムで指定する方法を示します。サンプルは、以下のプロジェクトで構成されます。

  • サービス
    これは自己ホスト型の WCF サービスで、ICalculator インターフェイスを実装し、セキュリティで保護されたセッションと信頼できるセッションが無効に設定された WsHttpBinding を使用してエンドポイントをセキュリティで保護します。このサービスは、カスタム SecurityAlgorithmSuite クラスを定義し、メッセージのセキュリティを確保するために使用される暗号化アルゴリズムを指定します。
  • クライアント
    これは、認証が成功した後にサービスにアクセスする WCF クライアントです。このクライアントは、ICalculator インターフェイスによって公開され、サービスによって実装される操作を呼び出します。このクライアントも、同じカスタム SecurityAlgorithmSuite クラスを定義し、メッセージのセキュリティを確保するために使用される暗号化アルゴリズムを指定します。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio 2010 で CryptoAgility.sln ソリューションを開きます。

  2. F6 キーを押してソリューションをビルドします。

  3. Windows エクスプローラーを開き、\WCF\Basic\Security\CryptoAgility\Service\bin ディレクトリに移動して、service.exe ファイルを管理者権限で実行します。これを行うには、service.exe を右クリックして [管理者として実行] をクリックします。

  4. \WCF\Basic\Security\CryptoAgility\Client\bin ディレクトリに移動して、client.exe ファイルを通常の方法で実行します。

Ee624147.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WCF\Basic\Security\CryptoAgility

参照

その他のリソース

Windows Communication Foundation セキュリティ