Hello World カスタム アクティビティ

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、単純なカスタム アクティビティを作成する方法を含む、Windows Workflow Foundation (WF) の主要な機能をいくつか示します。このサンプルで示す機能では、C# でカスタム アクティビティを作成し、in 引数と out 引数 (InArgument と OutArgument) を使用します。

注 :

サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\CustomActivities\Code-Bodied\HelloWorld

コードでのワークフローの作成

このサンプルでは、C# コードを使用して、2 つのカスタム アクティビティを作成します。どちらのカスタム アクティビティも、Activity から直接または間接に継承して、1 つの値を返します。非ジェネリック クラス Activity から継承する代わりにジェネリックな戻り値を使用する利点は、特定のアクティビティ (Assign など) が、作成されるアクティビティの一部として使用する場合に戻り値にアクセスできることです。

• AppendString
  このアクティビティは、Activity から継承し、2 つの文字列を 1 つに連結する Assign アクティビティを使用します。

• Prepend String
  このアクティビティは、CodeActivity から直接継承し、AppendString アクティビティと同様の機能を作成します。この機能は、既存のアクティビティから構成されるのではなく、コードに実装されているロジックを使用します。

このプロジェクトには、次のファイルがあります。

• AppendString.cs
  複数の文字列を 1 つにするカスタム アクティビティです。文字列を受け取り、リテラル テキスト文字列 "says hello world" と結合して、1 つの完全なメッセージを出力します。

• PrependString.cs
  このアクティビティは、定義済みの文字列を入力文字列の先頭に付けます。

• Sequence1.xaml
  AppendString カスタム アクティビティと PrependString カスタム アクティビティを使用するワークフローです。

• Program.cs
  ワークフローを実行するプログラムです。

このサンプルを使用するには

1. Visual Studio 2010 を使用して、HelloWorld.sln ソリューション ファイルを開きます。

2. ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。

3. ソリューションを実行するには、F5 キーを押します。