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<system.runtime.caching> 要素 (キャッシュ設定)

構成ファイルの memoryCache エントリを通じて既定のインメモリ ObjectCache 実装の構成を提供します。

<system.runtime.caching >
   <!-- child elements -->
</system.runtime.caching >

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

None

子要素

要素

説明

<memoryCache>

MemoryCache クラスに基づいたキャッシュの構成に使用される要素を定義します。

親要素

要素

説明

<configuration>

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素を指定します。

解説

この名前空間のクラスは、ASP.NET と同様のキャッシュ機能を使用する方法を提供しますが、System.Web アセンブリには依存しません。 詳細については、「.NET Framework アプリケーションでのキャッシュ」を参照してください。

メモメモ

System.Runtime.Caching 名前空間の出力キャッシュ機能と種類は、.NET Framework Version 4 の新機能です。

使用例

MemoryCache クラスに基づいてキャッシュを構成する方法を次の例に示します。 この例では、メモリ キャッシュの namedCaches エントリのインスタンスを構成する方法を示しています。 キャッシュの名前は、name 属性を "default" に設定することで既定のキャッシュ エントリ名に設定されます。

cacheMemoryLimitMegabytes 属性と physicalMemoryPercentage 属性は 0 に設定されています。 これらの属性を 0 に設定すると、MemoryCache 自動サイズ変更ヒューリスティックが既定で使用されます。 キャッシュの実装は、現在のメモリ負荷を、メモリ制限の絶対値および割合と 2 分ごとに比較する必要があります。

<configuration>
  <system.runtime.caching>
    <memoryCache>
      <namedCaches>
          <add name="default" 
               cacheMemoryLimitMegabytes="0" 
               physicalMemoryPercentage="0"
               pollingInterval="00:02:00" />
      </namedCaches>
    </memoryCache>
  </system.runtime.caching>
</configuration>

参照

その他の技術情報

<memoryCache> 要素 (キャッシュ設定)