このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。
このサンプルでは、ICollection インターフェイスを実装するクラスでコレクション アクティビティ (AddToCollection、ClearCollection、ExistsInCollection、および RemoveFromCollection) を使用する方法と、コレクションを反復処理してコレクション内の各要素の内容を出力するカスタム アクティビティを作成する方法を示します。PrintCollection
という名前のカスタム アクティビティは、Numbers
という名前のコレクションの項目メンバーをコンソールに出力します。
次の表で、ワークフローにコレクション操作を提供する 4 つのアクティビティについて説明します。
アクティビティ名 | 説明 |
---|---|
AddToCollection |
項目をコレクションに追加します。 |
ClearCollection |
コレクションの項目をすべて削除します。 |
ExistsInCollection |
指定された項目がコレクション内に存在する場合、true を返します。 |
RemoveFromCollection |
コレクションから項目を削除します。 |
このサンプルは 2 つのソリューションで構成されます。1 つは CodedWorkflow ディレクトリにあり、もう 1 つは DesignerWorkflow ディレクトリにあります。これらのソリューションでは、アクティビティを使用して同じ目的を達成するための 2 つの異なる方法を示します。
ソリューション |
説明 |
メイン ファイル |
CodedWorkflow |
プログラムでコレクション アクティビティを呼び出す方法を示すサンプル クライアント アプリケーション。 |
PrintCollection.cs: コレクション内のすべての項目をコンソールに出力するためのヘルパー アクティビティ。 Program.cs: 一連のコレクション アクティビティを含むシーケンス アクティビティを構築して実行します。 |
DesignerWorkflow |
ワークフロー デザイナーでコレクション アクティビティを宣言的に使用する方法を示すサンプル クライアント アプリケーション。 |
CollectionWorkflow.xaml: コレクション アクティビティを使用するデザイナーで宣言によって作成されるワークフロー。 PrintCollection.cs: コレクション内のすべての項目をコンソールに出力するためのヘルパー アクティビティ。 Program.cs: CollectionWorkflow.xaml に記述されたワークフローを呼び出します。 |
デモでは、PrintCollection
という名前のカスタム定義アクティビティを使用して、コレクション Numbers
の項目メンバーをコンソールに出力します。
このサンプルを使用するには
Visual Studio 2010 を使用して、Collection.sln ソリューション ファイルを開きます。
ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。
ソリューションを実行するには、Ctrl キーを押しながら F5 キーを押します。
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<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples
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<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Built-InActivities\Collection
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