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TryCatch を使用した Flowchart アクティビティでのエラー処理

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、複雑な制御フロー アクティビティ内で TryCatch アクティビティを使用する方法を示します。

このサンプルでは、販売促進コードに対応する式に基づいて割引率を計算する Flowchart アクティビティに、販売促進コードと子供の数が変数として渡されます。このサンプルには、命令型コードとワークフロー デザイナー バージョンのサンプルが含まれています。

次の表で、CreateFlowchartWithFaults アクティビティの変数の詳細を説明します。

パラメーター 説明

promoCode

販売促進コード。型: String

使用できる値は次のとおりです (かっこ内は値の説明)。

  • Single (独身)

  • MNK (子供のいない既婚者)

  • MWK (子供のいる既婚者)

numKids

子供の数。型: int

CreateFlowchartWithFaults アクティビティでは、promoCode 引数を有効にする FlowSwitch アクティビティを使用し、次の式を使って割引率を計算します。

promoCode の値 割引率 (%)

Single

10

MNK

15

MWK

15 + (1 – 1/numberOfKids)*10

Dd807383.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
この計算では、DivideByZeroException がスローされる可能性があります。そのため、割引率の計算は、DivideByZeroException 例外をキャッチして割引率をゼロに設定する TryCatch アクティビティでラップされます。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio 2010 を使用して、FlowchartWithFaultHandling.sln ソリューション ファイルを開きます。

  2. ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。

  3. ソリューションを実行するには、F5 キーを押します。

Dd807383.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Built-InActivities\FlowChartWithFaultHandling