基本的なアクティビティの構成

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、カスタム アクティビティとシステム標準アクティビティを作成して、追加のカスタム アクティビティを構築する方法を示します。

Survey アクティビティを使用するこのワークフローでは、質問のリストと共に Survey をスケジュールし、受け取った回答を出力します。

サンプルの詳細

このサンプルでは、3 つのカスタム アクティビティを使用します。ReadLine は、スケジュールされたときに Bookmark を作成し、Return OutArgument を、Bookmark の再開に使用する値に設定する簡単な NativeActivity<string> です。Prompt は、Text という名前の InArgument<string> を受け取り、Result OutArgument<string> でユーザーの回答を返す Activity<string> です。Prompt アクティビティは、.NET Framework に付属する Sequence アクティビティと WriteLine アクティビティを使用します。また、ユーザー入力を取得するためにカスタムの ReadLine アクティビティも組み込まれています。最後のカスタム アクティビティは Survey アクティビティです。これは Activity<ICollection<string>> になります。このアクティビティは、Questions という名前の InArgument<IEnumerable<string>> を受け取り、Result out 引数に回答を設定します。Survey アクティビティは、.NET Framework の ForEach、Sequence、および AddToCollection を使用し、調査の質問をして回答を得るために Prompt アクティビティも使用します。

サンプルを設定、ビルド、および実行するには

1. Visual Studio 2010 で BasicActivityComposition.sln サンプル ソリューションを開きます。

2. ソリューションをビルドして実行します。

注 :

サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\CustomActivities\Composite\ActivityComposition