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For アクティビティ

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

For サンプルでは、NativeActivity から継承するカスタム アクティビティを構築し、そのアクティビティをワークフローで使用して実際の例を実行する方法を示します。このサンプルに含まれるカスタム アクティビティは、C# の for ステートメントと同じように機能します。T

For カスタム アクティビティには、InitActionIterationActionCondition、および Body というプロパティがあります。これらのプロパティは、標準的な C# の For ステートメントの初期化ステートメント、反復ステートメント、継続条件、および本体ステートメントにそれぞれ対応します。

次の表で、サンプルの主要なファイルについて説明します。

ファイル 説明

For.cs

For カスタム アクティビティのクラス定義。NativeActivity クラスを拡張して C# の For ステートメントの機能を提供します。

Program.cs

カスタム For アクティビティを使用してコレクションに対して基本的な反復処理を実行するクライアント アプリケーション。

Dd758796.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
For カスタム アクティビティを使用する場合は、必ず Condition プロパティを設定してください。そうしないと、無限ループが発生する可能性があります。

使用例

NativeActivity から継承するカスタム アクティビティを作成します。

説明

次の表で、このサンプルに含まれるアクティビティのプロパティについて説明します。

  • InitAction
    初期化ステートメント
  • IterationAction
    反復ステートメント
  • Condition
    条件ステートメント
  • Body
    本体ステートメント

このアクティビティは、NativeActivity から継承して、ランタイム機能 (NativeActivityContext のいずれかの ScheduleActivity メソッドを使用した追加アクティビティの実行スケジュールの設定など) へのアクセスを取得します。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio 2010 を使用して、For.sln ソリューション ファイルを開きます。

  2. F6 キーを押して、ソリューションをビルドします。

  3. F5 キーを押して、ソリューションを実行します。

Dd758796.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Scenario\ActivityLibrary\For