カスタム データを RealTimeStylus オブジェクトのキューに追加します。
名前空間 : Microsoft.StylusInput
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)
構文
'宣言
Public Sub AddCustomStylusDataToQueue ( _
queue As StylusQueues, _
guid As Guid, _
data As Object _
)
'使用
Dim instance As RealTimeStylus
Dim queue As StylusQueues
Dim guid As Guid
Dim data As Object
instance.AddCustomStylusDataToQueue(queue, _
guid, data)
public void AddCustomStylusDataToQueue(
StylusQueues queue,
Guid guid,
Object data
)
public:
void AddCustomStylusDataToQueue(
StylusQueues queue,
Guid guid,
Object^ data
)
public void AddCustomStylusDataToQueue(
StylusQueues queue,
Guid guid,
Object data
)
public function AddCustomStylusDataToQueue(
queue : StylusQueues,
guid : Guid,
data : Object
)
パラメータ
- queue
型 : Microsoft.StylusInput.StylusQueues
カスタム データを追加するキューと、キュー内の場所を指定する StylusQueues 値のいずれか。
- guid
型 : System.Guid
追加されるカスタム データの種類を識別するグローバル一意識別子 (GUID)。
- data
型 : System.Object
キューに追加するカスタム データ。
解説
このメソッドを使用すると、RealTimeStylus オブジェクトのキューにカスタム情報を追加することにより、RealTimeStylus オブジェクトの機能を拡張できます。このような情報は、CustomStylusData オブジェクトとして追加されます。このメソッドは、選択モードと消去モードの開始および終了のためのカスタム データを作成することにより、RealTimeStylus オブジェクトで選択と消去を実装する 1 つの方法です。
3 つの場所のいずれかでこのメソッドを使用して、RealTimeStylus オブジェクトのキュー StylusQueues にカスタム スタイラス データを追加できます。
queue パラメータが Input に設定されている場合、カスタム データは RealTimeStylus オブジェクトの入力キューに追加され、タブレット ペン データ ストリームから新しいデータが到着する前に同期プラグイン コレクションに送信されます。
- queue パラメータが Output に設定されている場合、カスタム データは、RealTimeStylus オブジェクトの出力キューの、同期プラグイン コレクションによって現在処理されているデータの後ろに追加されます。
queue パラメータが OutputImmediate に設定されている場合、カスタム データは、RealTimeStylus オブジェクトの出力キューの、同期プラグイン コレクションによって現在処理されているデータの前に追加されます。
それぞれの場合、後続のプラグインによって同期プラグイン コレクションに追加されるデータは、前のプラグインによって追加されたデータの後ろに追加されます。
カスタム スタイラス データは CustomStylusData オブジェクトとしてキューに追加され、プラグインはこのデータを IStylusSyncPlugin.CustomStylusDataAdded メソッドまたは IStylusAsyncPlugin.CustomStylusDataAdded メソッドを介して受け取ります。
RealTimeStylus オブジェクトのスレッド上にないオブジェクトが AddCustomStylusDataToQueue メソッドを呼び出す場合、RealTimeStylus オブジェクトが処理しているパケットと、キュー上のカスタム データとの関係は不確定です。
![]() |
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IStylusSyncPlugin インターフェイスを実装するオブジェクトによって受け取られたカスタム データに応答して、入力キューにカスタム データを追加すると、RealTimeStylus オブジェクトのスレッドで無限ループが作成される場合があります。 |
データをキューに追加する順序の詳細や図解については、「Accessing and Manipulating Stylus Input」に記載されている概念説明のトピックを参照してください。
このメソッドは、次の状況で例外をスローします。
RealTimeStylus オブジェクトが破棄されている。
data パラメータが null (Visual Basic .NET の場合は Nothing) である。
RealTimeStylus オブジェクトが有効ではない。
指定したキューから情報を受け取るための適切なプラグインが RealTimeStylus オブジェクトにアタッチされていない。
guid パラメータが、DynamicRenderer クラスまたは GestureRecognizer クラスと関連付けられた GUID に設定されている。
プラットフォーム
Windows Vista, Windows XP SP2, Windows Server 2003
.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。
バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 3.0
参照
参照
Microsoft.StylusInput.PluginData.CustomStylusData