Cursors.CursorsEnumerator.Current プロパティ

2008-10-28

列挙子が指している Cursors コレクション内の Cursor オブジェクトを取得します。

名前空間 : Microsoft.Ink
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)

構文

'宣言
Public ReadOnly Property Current As Cursor
'使用
Dim instance As Cursors..::.CursorsEnumerator
Dim value As Cursor

value = instance.Current

public Cursor Current { get; }

public:
property Cursor^ Current {
    Cursor^ get ();
}

/** @property */
public Cursor get_Current()

public function get Current () : Cursor

プロパティ値

型 : Microsoft.Ink.Cursor
列挙子が指している Cursors コレクション内の Cursor オブジェクト。

解説

Cursors.CursorsEnumerator 列挙子を作成した後や Reset メソッドを呼び出した後に、コレクションの最初の要素に列挙子を進めるためには、Current プロパティの値を読み取る前に MoveNext メソッドを呼び出す必要があります。そうしない場合、Current プロパティは未定義になります。

MoveNext メソッドの前回の呼び出しで false が返された場合、Current プロパティにより例外がスローされます。MoveNext メソッドの前回の呼び出しで false が返された場合、列挙子は Cursors コレクションの末尾に到達します。

Current プロパティは、列挙子の位置を移動しません。Current プロパティを連続して呼び出した場合、MoveNext メソッドまたは Reset メソッドが呼び出されるまでは同じオブジェクトが返されます。

コレクションが変更されない限り、列挙子は有効なままです。要素の追加、変更、削除などの変更がコレクションに対して実行されると、列挙子は回復不可能な無効状態になります。MoveNext メソッドまたは Reset メソッドの次の呼び出しで、System.InvalidOperationException 例外がスローされます。コレクションが MoveNext メソッドの呼び出しと Current プロパティの呼び出しとの間で変更された場合は、列挙子が既に無効になっていても、Current プロパティは設定した要素を返します。

例

この例では、System.Collections.IEnumerator が Cursors コレクション用に取得され、コレクションの各項目を列挙するために使用されます。Cursors コレクションは、InkOverlay.Cursors プロパティによって返されます。

Dim names As ArrayList = New ArrayList()
Dim ienum As IEnumerator = mInkOverlay.Cursors.GetEnumerator()
ienum.Reset()
While ienum.MoveNext()
    Dim theCursor As Microsoft.Ink.Cursor = DirectCast(ienum.Current, Microsoft.Ink.Cursor)
    names.Add(theCursor.Name)
End While

ArrayList names = new ArrayList();
IEnumerator ienum = mInkOverlay.Cursors.GetEnumerator();
ienum.Reset();
while (ienum.MoveNext())
{
    Microsoft.Ink.Cursor theCursor = (Microsoft.Ink.Cursor)ienum.Current;
    names.Add(theCursor.Name);
}