IMetaDataImport::FindMember メソッド

2008-09-17

更新 : 2007 年 11 月

指定した Type で囲まれ、指定した名前とメタデータシグネチャを持つ、フィールドまたはメソッドの MemberDef トークンへのポインタを取得します。

HRESULT FindMember (
      [in]  mdTypeDef         td,
      [in]  LPCWSTR           szName, 
      [in]  PCCOR_SIGNATURE   pvSigBlob, 
      [in]  ULONG             cbSigBlob, 
      [out] mdToken           *pmb
);

パラメータ

td
[入力] 検索するメンバを囲むクラスまたはインターフェイスの TypeDef トークン。この値が mdTokenNil の場合は、グローバル変数またはグローバル関数について検索が実行されます。
szName
[入力] 検索するメンバの名前。
pvSigBlob
[入力] メンバのバイナリメタデータシグネチャへのポインタ。
cbSigBlob
[入力] pvSigBlob のサイズ (バイト単位)。
pmb
[出力] 一致する MemberDef トークンへのポインタ。

解説

検索するメンバを囲むクラスまたはインターフェイス (td)、メンバの名前 (szName)、および必要に応じてシグネチャ (pvSigBlob) を指定します。クラスまたはインターフェイス内に同じ名前を持つ複数のメンバが存在することがあります。その場合は、シグネチャを渡して一意に一致するメンバを特定します。

シグネチャは特定のスコープにバインドされるため、現在のスコープで生成されたシグネチャを FindMember に渡す必要があります。シグネチャには、囲むクラスまたは値の種類を識別するトークンを埋め込むことができます。トークンは、ローカルの TypeDef テーブルへのインデックスです。現在のスコープ外のコンテキストでランタイムシグネチャを作成することや、そのシグネチャを入力として使用して FindMember に入力できません。

FindMember は、クラスまたはインターフェイスで直接定義されたメンバのみを検索し、継承メンバは検索しません。

メモ :
FindMember はヘルパーメソッドです。FindMember は、IMetaDataImport::FindMethod を呼び出し、一致するメンバが見つからない場合は、IMetaDataImport::FindField を呼び出します。