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ICorDebugProcess::GetHelperThreadID メソッド

更新 : 2007 年 11 月

デバッガの内部ヘルパー スレッドのオペレーティング システム (OS: Operating System) スレッド ID を取得します。

HRESULT GetHelperThreadID (
    [out] DWORD *pThreadID
);

パラメータ

  • pThreadID
    [出力] デバッガの内部ヘルパー スレッドの OS スレッド ID へのポインタ。

解説

マネージ デバッグおよびアンマネージ デバッグでは、デバッガが挿入したブレークポイントに達したときに、指定した ID を持つスレッドが引き続き実行されるようにするのはデバッガの役割です。デバッガは、このスレッドをユーザーに対して非表示にすることもできます。プロセスにヘルパー スレッドがまだ存在しない場合、GetHelperThreadID メソッドは *pThreadID 内にゼロを返します。

ヘルパー スレッドのスレッド ID は、時間と共に変更される可能性があるためキャッシュできません。停止イベントが発生するたびにスレッド ID を再度問い合わせる必要があります。

デバッガのヘルパー スレッドのスレッド ID は、すべてのアンマネージ ICorDebugManagedCallback::CreateThread イベントで正しく報告されるため、デバッガはそのヘルパー スレッドのスレッド ID を確認し、ユーザーに対して非表示にできます。アンマネージ ICorDebugManagedCallback::CreateThread イベント中にヘルパー スレッドとして識別されたスレッドは、マネージ ユーザー コードを実行することはありません。

必要条件

プラットフォーム : 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー : CorDebug.idl

ライブラリ : CorGuids.lib

.NET Framework のバージョン : 3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0、1.1、1.0

参照

参照

ICorDebugProcess

ICorDebugProcess2