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[カスタム エラー] タブ ( ダイアログ ボックス)

更新 : 2007 年 11 月

ASP.NET の Web ページまたはコンポーネントでエラーが発生すると、エラー コードが発生します。エラーには、次の種類があります。

  • コンパイル時

  • パーサー (不正な ASP.NET 要素)

  • 構成

  • 実行時

    ms186194.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    ASP.NET 用 MMC スナップインは IIS 6.0 またはそれ以前のバージョンの IIS で使用します。IIS 7.0 では、管理ツールに ASP.NET MMC ツールの機能が含まれています。詳細については、「ASP.NET と IIS の構成」を参照してください。

既定では、エラーの説明、エラーが発生したページの名前、およびスタック トレースを含むエラー ページが動的に生成されます。デバッグ モードが有効な場合には、この動的に生成されたページに、エラー発生元のソース コードの抜粋も表示されます。カスタム エラーを定義することにより、エラーが発生したときの Web アプリケーションの応答を指定できます。

ms186194.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

デバッグ モードの詳細については、「[アプリケーション] タブ ([ASP.NET 構成の設定] ダイアログ ボックス)」を参照してください。

[ASP.NET 構成の設定] ダイアログ ボックスの [カスタム エラー] タブを表示するには

  1. Microsoft Windows で [管理ツール] を起動し、[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] をクリックします。

    IIS Manager が起動します。

  2. [インターネット インフォメーション サービス] で Servername(ローカル コンピュータ) を展開し、[Web サイト] を展開します。次に、Websitename または [既定の Web サイト] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    [Web サイトのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [ASP.NET] タブをクリックし、[構成の編集] をクリックします。

    [ASP.NET 構成の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [カスタム エラー] タブをクリックします。

処理手順

[カスタム エラー] タブでは、次の操作を行うことができます。

  • Web アプリケーション内で ASP.NET エラーが発生したときに表示する既定のエラー ページを指定する。

  • 特定の HTTP エラー コードを対応するエラー ページに割り当てる。

    ms186194.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    エラー コードの割り当ては、ASP.NET に通知されたエラーに対してのみ行うことができます。たとえば、既定では、HTTP 404 エラー ("ページが見つかりません") は ASP.NET に通知されません。このようなエラーを受信するには、Web サイトのプロパティを設定して HTTP エラーを .aspx ページに割り当てます。

  • カスタム エラー ページをすべてのユーザーに表示するか、リモート ユーザー (管理者以外) に表示するか、またはどのユーザーにも表示しないかを指定します。

UI 要素

  • [カスタム エラー モード]
    カスタム エラーの表示方法を指定するモードをクリックします。モードの種類は次のとおりです。

    • [On]   

      常にカスタム エラー ページが表示されます。この設定を使用すると、Web アプリケーションの開発時にエラーを表示できます。

    • [Off]   

      カスタム エラー ページは表示されません。代わりに、動的に生成された ASP.NET エラー ページにエラー表示します。

    • [Remote Only]   

      ローカル Web サーバーが要求元でない場合にのみ、エラーをリダイレクトします。このモードを使用すると、サーバーでの作業中に ASP.NET エラーを確認する一方で、 Web アプリケーションのユーザーに対してはカスタム エラーを表示することができます。

  • [規定のリダイレクト URL]
    Web アプリケーション内で発生した処理ができないエラーに対して表示されるページの名前 (.aspx または .htm) を入力します。

  • [継承されたカスタム エラー]
    上位の階層の構成ファイルから継承されたカスタム エラー ページを一覧表示します。継承したエラー設定をオーバーライドするには、オーバーライドするステータス コードにローカル カスタム エラーを追加します。

  • [ローカルのカスタム エラー]
    特に、現在の Web サイトのエラー ページを一覧表示します。

  • [追加]
    クリックすると [カスタム エラー ハンドラの編集と追加] ダイアログ ボックスが表示され、ASP.NET でエラーが検出されたときに表示される HTTP エラー コードとページを指定できます。

    ms186194.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    エラー コードの割り当ては、ASP.NET に通知されたエラーに対してのみ行うことができます。たとえば、既定では、HTTP 404 エラー ("ページが見つかりません") は ASP.NET に通知されません。このようなエラーを受信するには、Web サイトのプロパティを設定して HTTP エラーを .aspx ページに割り当てます。

    HTTP エラー コードおよび割り当て先ページの URL を指定する必要があります。参照するページは、現在の Web サイトになくてもかまいません。

    ms186194.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    IIS Manager では、入力した URL を検証しません。

  • [編集]
    クリックすると [カスタム エラー ハンドラの編集と追加] ダイアログ ボックスが表示され、[ローカルのカスタム エラー] で選択したページの名前やエラー コードを変更できます。

  • [削除]
    クリックすると、エラー ページの割り当てを削除できます。

参照

処理手順

方法 : プログラムによって ASP.NET 構成設定にアクセスする

概念

ASP.NET 構成の概要

参照

[認証] タブ ([ASP.NET 構成の設定] ダイアログ ボックス)

[承認] タブ ([ASP.NET 構成の設定] ダイアログ ボックス)

[場所] タブ ([ASP.NET 構成の設定] ダイアログ ボックス)

connectionStrings 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

appSettings 要素 (全般設定スキーマ)