このタスクでは、永続性サービスのサービス コントラクトを定義および実装します。
コントラクトの定義
Visual Studio 2008 を開き、[ファイル] の [新規作成] をポイントして [プロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [WCF] で [WCF サービス ライブラリ] テンプレートを選択します。
プロジェクトに SimpleDurableService という名前を付けて [OK] をクリックします。
WCF サービスのファイルとして、構成設定を格納する App.config ファイル、コントラクト定義を含むソース ファイル、およびコントラクト定義を実装するサービス クラスを含むソース ファイルが Visual Studio 2008 によって生成されます。
2 つの操作を備えたサービスと、カスタム型のデータ コントラクトが、テンプレートによって作成されます。このチュートリアルでは、永続性サービスの新しい操作を定義します。
IService1.cs (Visual Basic ソリューションを作成した場合は IService1.vb) を開きます。既存のインターフェイス定義を次のコードに置き換え、既存の DataContractAttribute 定義を削除します。
- Service1.cs (Visual Basic ソリューションを作成した場合は Service1.vb) を開きます。
- 更新した IService1 インターフェイスを Service1 クラスの定義に実装します。
Visual Studio によって、インターフェイス メソッドの既定の実装が自動的に作成されます。このメソッドは、次の手順で変更します。 - 次のコードに示すように、既存のクラス定義を変更して適切なロジックを実行します。
この時点では、作成した WCF サービスは、.NET Framework 3.0 で作成した WCF サービスとまったく同じです。次のタスクでは、このサービスを取得し、その現在の状態を永続ストアに保持する方法を説明します。永続ストアに保持すると、サービスがクライアントから切り離された場合でも、その後、正常に呼び出された最後の操作から再びクライアントと通信できるようになります。
関連項目
タスク
その他の技術情報
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