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_CorValidateImage 関数

更新 : 2007 年 11 月

マネージ モジュール イメージが読み込まれたときに、ローダーに通知します。

Windows XP では、オペレーティング システムのローダーが、COFF (Common Object File Format) ヘッダー内のビットを調べることによって、マネージ モジュールをチェックします。設定されたビットはマネージ モジュールを意味します。ローダーがマネージ モジュールを検出すると、Mscoree.dll が読み込まれます。マネージ モジュール イメージが読み込まれると、_CorValidateImage がローダーに通知し、マネージ モジュール イメージがアンロードされると、_CorImageUnloading がローダーに通知します。_CorValidateImage は、次のアクションを実行します。

  • コードが有効なマネージ コードであることを確認します。

  • イメージのエントリ ポイントをランタイムのエントリ ポイントに変更します。

64 ビット バージョンの Windows では、_CorValidateImage は、メモリ内のイメージを PE32 から PE32+ 形式に変換することによってそのイメージを変更します。

STDAPI _CorValidateImage ( 
     [in] PVOID* ImageBase,
     [in] LPCWSTR FileName
);

パラメータ

  • ImageBase
    [入力] マネージ コードとして検証するイメージの開始位置を示すポインタ。イメージは、既にメモリに読み込まれている必要があります。

  • FileName
    [入力] イメージのファイル名。

戻り値

このメソッドは、標準値 E_INVALIDARG、E_OUTOFMEMORY、E_UNEXPECTED、および E_FAIL と、次の値を返します。

  • STATUS_INVALID_IMAGE_FORMAT
    イメージは無効です。この値は HRESULT 0xC000007BL を持ちます。

  • STATUS_SUCCESS
    イメージは有効です。この値は HRESULT 0x00000000L を持ちます。

必要条件

プラットフォーム : 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー : Cor.h

ライブラリ : MsCorEE.dll にリソースとして格納されていること

.NET Framework のバージョン : 3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0、1.1、1.0

参照

その他の技術情報

メタデータ グローバル静的関数