評価スタックの一番上の値を unsigned int32 に変換し、その値を int32 に拡張します。
Public Shared ReadOnly Conv_U4 As OpCode
[C#]
public static readonly OpCode Conv_U4;
[C++]
public: static OpCode Conv_U4;
[JScript]
public static var Conv_U4 : OpCode;
解説
命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。
形式 | アセンブリ形式 | 説明 |
---|---|---|
6D | conv.u4 | unsigned int32 に変換し、 int32 をスタックにプッシュします。 |
スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。
- value がスタックにプッシュされます。
- value がスタックからポップされ、変換演算が試行されます。
- 正常に変換された場合は、結果値がスタックにプッシュされます。
conv.u4 オペコードは、スタックの一番上の value をオペコードで指定された型に変換し、変換した値をスタックの一番上に残します。4 バイト未満の整数値は、評価スタックに読み込まれるときに int32 に拡張されます。ただし、 conv.i または conv.u が使用される場合を除きます。この場合は、結果も natural int になります。浮動小数点値は、 F 型に変換されます。
浮動小数点数から整数値への変換では、数値が 0 方向に切り捨てられます。 float64 から float32 への変換時に、有効桁数が減ることがあります。value が float32 (F) には大きすぎる場合は、正の無限大 (value が正の場合) または負の無限大 (value が負の場合) が返されます。ある整数型から別の整数型への変換でオーバーフローが発生すると、上位ビットは切り捨てられます。結果が int32 より小さい場合は、スロットを満たすために値が符号拡張されます。
浮動小数点型から整数型への変換でオーバーフローが発生すると、返される値は指定されません。
このフィールドを使用するときに例外がスローされることはありません。結果型が結果値を正しく表すことができない場合に例外をスローする等価の命令については、 Conv_Ovf_I4 と Conv_Ovf_I4_Un のトピックを参照してください。
conv.u4 オペコードを使用できる Emit コンストラクタ オーバーロードを次に示します。
- ILGenerator.Emit(OpCode)
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ