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OpCodes.Bgt フィールド

最初の値が 2 番目の値を超える場合は、ターゲット命令に制御を転送します。

Public Shared ReadOnly Bgt As OpCode
[C#]
public static readonly OpCode Bgt;
[C++]
public: static OpCode Bgt;
[JScript]
public static var Bgt : OpCode;

解説

命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。

形式 アセンブリ形式 説明
3D < int32 > bgt target 最初の値が 2 番目の値を超える場合は、指定したオフセットでターゲット命令に分岐します。

スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。

  1. value1 がスタックにプッシュされます。
  2. value2 がスタックにプッシュされます。
  3. value2value1 がスタックからポップされます。 value1value2 が等しい場合は、分岐処理が実行されます。

bgt 命令は、 value1value2 を超える場合に指定したターゲット命令に制御を転送します。この効果は、 cgt 命令を実行してから、特定のターゲット命令に brtrue 分岐を実行する場合と同じです。ターゲット命令は、現在の命令に続く次の命令の先頭からの 4 バイト符号付きオフセットとして表されます。

ターゲット命令に 1 つ以上のプリフィックス コードがある場合は、最初のプリフィックスだけに制御を転送できます。この命令では、try、catch、filter、finally の各ブロックの内外への制御の転送は実行できません。

bgt オペコードを使用できる Emit コンストラクタ オーバーロードを次に示します。

  • ILGenerator.Emit(OpCode, Label)

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

OpCodes クラス | OpCodes メンバ | System.Reflection.Emit 名前空間