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OpCodes.Ldelem_U2 フィールド

指定した配列インデックスの unsigned int16 型の要素を int32 として評価スタックの一番上に読み込みます。

Public Shared ReadOnly Ldelem_U2 As OpCode
[C#]
public static readonly OpCode Ldelem_U2;
[C++]
public: static OpCode Ldelem_U2;
[JScript]
public static var Ldelem_U2 : OpCode;

解説

命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。

形式 アセンブリ形式 説明
93 ldelem.u2 インデックスにある unsigned int16 型の要素を int32 としてスタックの一番上に読み込みます。

スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。

  1. オブジェクト参照 array がスタックにプッシュされます。
  2. インデックス値 index がスタックにプッシュされます。
  3. index と array がスタックからポップされます。array 内の index の位置に格納された値が検索されます。
  4. 値がスタックにプッシュされます。

ldelem.u2 命令はインデックス番号が 0 から始まる 1 次元配列 array 内のインデックス index (natural int 型) の要素の値を読み込み、スタックの一番上に配置します。配列はオブジェクトであるため、 O 型の値によって表されます。

ldelem.u2 の戻り値は int16 です。

4 バイト未満の整数値は、評価スタックに読み込まれるときに、 natural int ではなく、 int32 に拡張されます。

array が null 参照である場合は、 NullReferenceException がスローされます。

array が必要な型の要素を保持していない場合は、 ArrayTypeMismatchException がスローされます。index が負の値である場合、または array の上限を超える場合は、 IndexOutOfRangeException がスローされます。

ldelem.u2 オペコードを使用できる Emit コンストラクタ オーバーロードを次に示します。

  • ILGenerator.Emit(OpCode)

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

OpCodes クラス | OpCodes メンバ | System.Reflection.Emit 名前空間