Install メソッドによってレジストリに書き込まれた MessageQueue インストール情報をコミットして、インストール プロセスを完了します。このメソッドは、セットアップ ツールで使用されます。セットアップ ツールは適切なメソッドを自動的に呼び出します。
Overrides Public Sub Commit( _
ByVal savedState As IDictionary _)
[C#]
public override void Commit(IDictionarysavedState);
[C++]
public: void Commit(IDictionary* savedState);
[JScript]
public override function Commit(
savedState : IDictionary);
パラメータ
- savedState
インストール後のコンピュータの状態を格納している IDictionary 。
解説
通常、コードからは MessageQueueInstaller のメソッドを呼び出しません。一般的に、このメソッドを呼び出すのはインストール ユーティリティの installutil.exe だけです。ユーティリティは、インストール プロセス中に、 Install メソッドを自動的に呼び出します。インストールはトランザクションです。そのため、インストール中にインストール プロジェクト コンポーネントのいずれかが失敗した場合は、既にインストールされていたすべてのコンポーネントがインストール前の状態にロールバックされます。ロールバックは、各コンポーネントの Rollback メソッドを呼び出すことによって実行されます。
インストール プロジェクトに関連付けられたすべてのコンポーネントが正常にインストールされた後、インストール ユーティリティはインストールをコミットします。 Commit は、キューを適切な初期状態に設定し、 MessageQueue のインストールを完了します。 Path プロパティで指定したキューが既に存在し、メッセージが含まれている場合は、 Commit によってメッセージが削除されます。 Install ではなく、 Commit がメッセージを削除します。メッセージの削除はロールバックできないためです。
アプリケーションのインストール ルーチンは、プロジェクト インストーラの Installer.Context を使用して、既にインストールされているコンポーネントに関する情報を自動的に認識します。この状態情報は、 Commit に savedState パラメータとして渡され、ユーティリティが各 MessageQueueInstaller インスタンスをコミットするたびに更新されます。通常、コードではこの状態情報を明示的に変更する必要がありません。キューが削除されると、 Commit はログ エントリをインストールに関連付けられた savedState にポストします。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
.NET Framework セキュリティ:
- 直前の呼び出し元の完全信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細の参照先 : 部分信頼コードからのライブラリの使用
参照
MessageQueueInstaller クラス | MessageQueueInstaller メンバ | System.Messaging 名前空間 | Commit | Rollback | Uninstall