XML Web サービスを配置するときには、XML Web サービスによって使用されるが、Microsoft .NET Framework には付属していない .asmx ファイルおよびアセンブリを Web サーバーにコピーする必要があります。
たとえば、StockServices という名前の XML Web サービスがあるとします。この XML Web サービスを配置するには、Web サーバー上に仮想ディレクトリを作成し、そのディレクトリに XML Web サービスの .asmx ファイルをコピーします。この仮想ディレクトリもインターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) の Web アプリケーションにすることが理想的ですが、これは必須ではありません。一般的な配置のディレクトリ構造は次のとおりです。
\Inetpub
\Wwwroot
\StockServices
StockServices.asmx
\Bin
XML Web サービスが使用するが、
Microsoft .NET Framework に付属していないアセンブリ
XML Web サービスで公開される項目
XML Web サービスを公開すると、次の項目が Web サーバーに配置されます。
項目 | 説明 |
---|---|
Web アプリケーション ディレクトリ | XML Web サービスのルート ディレクトリの役割を果たします。その他のすべてのファイルはこのディレクトリ内に配置されます。
このディレクトリは、インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) の Web アプリケーションとしてフラグを設定します。 |
<MyXMLWebService>.asmx ファイル | XML Web サービスを呼び出すクライアントのベース URL の役割を果たします。ファイル名には、任意の有効なファイル名を指定できます。 |
<MyXMLWebService>.disco ファイル | XML Web サービスの探索機構の役割を果たします (省略可能)。.disco ファイルは、XML Web サービスに対して自動的には作成されません。XML Web サービスに対する探索ファイルの作成については、「XML Web サービスに対する探索の有効化」を参照してください。ファイル名には、任意の有効なファイル名を指定できます。 |
Web.config ファイル | 既定の構成設定を上書きする必要がある場合、Web.config ファイルを含めることができます (省略可能)。XML Web サービスは、この構成ファイルを使用してシステムのカスタマイズおよび拡張を行うことができます。
たとえば、XML Web サービスで認証を要求しても、システム上の他の Web アプリケーションで認証を要求しない場合には、XML Web サービス固有の Web.config ファイルを用意します。 |
\Bin ディレクトリ | XML Web サービスのバイナリ ファイルを格納します。XML Web サービス クラスが .asmx ファイルと同じファイル内にない場合は、そのクラスを含むアセンブリを \Bin ディレクトリに配置する必要があります。 |
参照
XML Web サービスに対する探索の有効化 | ASP.NET を使用して作成する XML Web サービスの構成オプション | ASP.NET を使用した XML Web サービスの作成