次の方法で共有


System.EnterpriseServices.CompensatingResourceManager 名前空間

System.EnterpriseServices.CompensatingResourceManager 名前空間には、マネージ コードで CRM (Compensating Resource Manager) を使用できるようにするクラスが用意されています。CRM とは、非トランザクション オブジェクトを Microsoft 分散トランザクション コーディネータ (DTC: Distributed Transaction Coordinator) に組み込むことができるようにする COM+ のサービスです。リソース マネージャの機能をすべて網羅するまでには至りませんが、トランザクションを分割できないようにし (オール オア ナッシング)、リカバリ ログ全体を持続できます。

CRM の使い方については、「 補正リソース マネージャ (CRM) 」を参照してください。

名前空間の階層構造

クラス

クラス 説明
ApplicationCrmEnabledAttribute タグ付きアプリケーションで CRM (Compensating Resource Manager) を使用できるようにします。
Clerk トランザクション アクションのレコードをログに書き込みます。
ClerkInfo アクティブな CRM (Compensating Resource Manager) Clerk オブジェクトを説明する情報を格納します。
ClerkMonitor プロセス内でアクティブなすべての Clerk のスナップショットを格納します。
Compensator すべての CRM (Compensating Resource Manager) Compensator の基本クラスを表します。
LogRecord COM+ CrmLogRecordRead 構造体として配信された非構造化ログ レコードを表します。このクラスは継承できません。

列挙体

列挙体 説明
CompensatorOptions CRM (Compensating Resource Manager) Compensator で受信するトランザクション完了のフェーズを制御するフラグを指定するほか、リカバリが試行された後、問題のあるトランザクションが残った場合にリカバリを失敗させるかどうかを指定します。
LogRecordFlags CRM (Compensating Resource Manager) ログ レコードの発生元を示します。
TransactionState 現在の CRM (Compensating Resource Manager) トランザクションの状態を指定します。

参照

.NET Framework クラス ライブラリ