EventLog.SynchronizingObject プロパティ

2007-08-14

EventLog エントリ書き込みイベントの結果として発行されるイベントハンドラ呼び出しをマーシャリングするために使用するオブジェクトを取得または設定します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)

構文

'宣言
Public Property SynchronizingObject As ISynchronizeInvoke
'使用
Dim instance As EventLog
Dim value As ISynchronizeInvoke

value = instance.SynchronizingObject

instance.SynchronizingObject = value

public ISynchronizeInvoke SynchronizingObject { get; set; }

public:
property ISynchronizeInvoke^ SynchronizingObject {
    ISynchronizeInvoke^ get ();
    void set (ISynchronizeInvoke^ value);
}

/** @property */
public ISynchronizeInvoke get_SynchronizingObject ()

/** @property */
public void set_SynchronizingObject (ISynchronizeInvoke value)

public function get SynchronizingObject () : ISynchronizeInvoke

public function set SynchronizingObject (value : ISynchronizeInvoke)

プロパティ値

イベントログの EntryWritten イベントの結果として発行されるイベントハンドラ呼び出しをマーシャリングするために使用する ISynchronizeInvoke。

解説

注意

このプロパティに適用される HostProtectionAttribute 属性の Resources プロパティの値は、Synchronization です。HostProtectionAttribute は、デスクトップアプリケーション (一般的には、アイコンをダブルクリック、コマンドを入力、またはブラウザに URL を入力して起動するアプリケーション) には影響しません。詳細については、HostProtectionAttribute クラスのトピックまたは「SQL Server プログラミングとホスト保護属性」を参照してください。

SynchronizingObject が null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合、EntryWritten イベントを処理するメソッドはシステムのスレッドプールのスレッドで呼び出されます。システムスレッドプールの詳細については、ThreadPool のトピックを参照してください。

EntryWritten イベントをボタンなどのビジュアルな Windows フォームコンポーネントで処理するとき、システムスレッドプールを通じてコンポーネントにアクセスすると、適切に動作しなかったり、例外が発生したりする場合があります。これを防ぐには、SynchronizingObject に Windows フォームのコンポーネントを設定して、コンポーネントが作成されているスレッドと同じスレッドで EntryWritten イベントを処理するメソッドが呼び出されるようにします。

Visual Studio 2005 内部の Windows フォームデザイナで EventLog を使用すると、SynchronizingObject には EventLog が格納されているコントロールが自動的に設定されます。たとえば、EventLog を Form から継承される Form1 のデザイナに配置した場合、EventLog の SynchronizingObject プロパティには Form1 のインスタンスが設定されます。

.NET Framework のセキュリティ

EventLogPermission (コンピュータのイベントログ情報の書き込み) EventLogPermissionAccess.Write (関連する列挙体)

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 2.0、1.1、1.0