ファイルのハッシュ処理および厳密な名前の生成に使用されるすべてのハッシュ アルゴリズムを指定します。
<Serializable>
Public Enum AssemblyHashAlgorithm
[C#]
[Serializable]
public enum AssemblyHashAlgorithm
[C++]
[Serializable]
__value public enum AssemblyHashAlgorithm
[JScript]
public
Serializable
enum AssemblyHashAlgorithm
解説
hash function H は、入力値 m を受け入れて、ハッシュ値 h と呼ばれる固定サイズの文字列を返す変換処理です。つまり h = H (m) です。上記の性質だけを備えたハッシュ関数は、さまざまな計算に広く使用されています。しかし、ハッシュ関数を暗号化の目的で使用する場合、上記以外にもいくつかの性質を備えたハッシュ関数を使用するのが一般的です。
暗号ハッシュ関数の基本的な要件は次のとおりです。
- 入力値を任意の長さにできる。
- 出力値が固定長である。
- 任意の x について、 H (x)) を比較的簡単に計算できる。
- H (x) が一方向である。
- H (x) が衝突しない。
ハッシュ値は、長いメッセージまたはドキュメントを計算処理して簡略な値で表します。このため、ハッシュ値をメッセージ ダイジェストと呼ぶこともあります。メッセージ ダイジェストは、サイズが大きいドキュメントを表すデジタルの指紋であると考えることができます。よく知られているハッシュ関数には、MD2 や SHA があります。
メンバ
メンバ名 | 説明 |
---|---|
MD5
.NET Compact Framework でもサポート。 |
MD5 メッセージ ダイジェスト アルゴリズムを取得します。1991 年に Rivest 氏によって開発された MD5 は、基本的には MD4 の安全機構を強化したアルゴリズムです。MD4 より多少処理に時間がかかりますが、セキュリティは向上しています。MD5 のアルゴリズムは、4 つの処理工程から構成されています。これは MD4 のアルゴリズムとは多少異なります。メッセージ ダイジェストのサイズと埋め込みの要件は変更されていません。 |
None
.NET Compact Framework でもサポート。 |
ハッシュ アルゴリズムがないことを示すマスク。複数モジュールのアセンブリではハッシュを生成する必要があるため、複数モジュールのアセンブリに対して None を指定すると、共通言語ランタイムは既定値の SHA1 アルゴリズムに設定されます。 |
SHA1
.NET Compact Framework でもサポート。 |
SHA (Secure Hash Algorithm) における未公開の欠陥を修正した SHA のリビジョンを取得するために使用されるマスク。 |
必要条件
名前空間: System.Configuration.Assemblies
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)