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OpCodes.Conv_Ovf_U4_Un フィールド

評価スタックの一番上にある符号なしの値を unsigned int32 に変換し、オーバーフローについては OverflowException をスローします。

Public Shared ReadOnly Conv_Ovf_U4_Un As OpCode
[C#]
public static readonly OpCode Conv_Ovf_U4_Un;
[C++]
public: static OpCode Conv_Ovf_U4_Un;
[JScript]
public static var Conv_Ovf_U4_Un : OpCode;

解説

命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。

形式 アセンブリ形式 説明
88 conv.ovf.u4.un 符号なしの値を unsigned int32 に変換し (スタック上で int32 として)、オーバーフローについては例外をスローします。

スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。

  1. value がスタックにプッシュされます。
  2. value がスタックからポップされ、変換演算が試行されます。オーバーフローが発生すると、例外がスローされます。
  3. 正常に変換された場合は、結果値がスタックにプッシュされます。

conv.ovf.u4.un オペコードは、スタックの一番上の value をオペコードで指定された型に変換し、変換した値をスタックの一番上に配置します。ターゲットの型で表現するには値が大きすぎるか、小さすぎる場合は、例外がスローされます。

浮動小数点数から整数値への変換では、数値が 0 方向に切り捨てられます。4 バイト未満の整数値は、評価スタックに読み込まれるときに int32 に拡張されます。ただし、 conv.ovf.i または conv.ovf.u が使用される場合を除きます。この場合は、結果も natural int になります。

結果を結果型で表すことができない場合は、 OverflowException がスローされます。

conv.ovf.u4.un オペコードを使用できる Emit コンストラクタ オーバーロードを次に示します。

  • ILGenerator.Emit(OpCode)

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

OpCodes クラス | OpCodes メンバ | System.Reflection.Emit 名前空間