依存関係ポリシー、有効期限ポリシー、優先順位ポリシー、および挿入された項目が Cache から削除されたことをアプリケーションに通知するために使用できるデリゲートが設定されている Cache オブジェクトに、オブジェクトを挿入します。
Overloads Public Sub Insert( _
ByVal key As String, _ ByVal value As Object, _ ByVal dependencies As CacheDependency, _ ByVal absoluteExpiration As DateTime, _ ByVal slidingExpiration As TimeSpan, _ ByVal priority As CacheItemPriority, _ ByVal onRemoveCallback As CacheItemRemovedCallback _)
[C#]
public void Insert(stringkey,objectvalue,CacheDependencydependencies,DateTimeabsoluteExpiration,TimeSpanslidingExpiration,CacheItemPrioritypriority,CacheItemRemovedCallbackonRemoveCallback);
[C++]
public: void Insert(String* key,Object* value,CacheDependency* dependencies,DateTimeabsoluteExpiration,TimeSpanslidingExpiration,CacheItemPrioritypriority,CacheItemRemovedCallback* onRemoveCallback);
[JScript]
public function Insert(
key : String,value : Object,dependencies : CacheDependency,absoluteExpiration : DateTime,slidingExpiration : TimeSpan,priority : CacheItemPriority,onRemoveCallback : CacheItemRemovedCallback);
パラメータ
- key
オブジェクトの参照に使用されるキャッシュ キー。 - value
キャッシュに挿入されるオブジェクト。 - dependencies
項目のファイル依存関係またはキャッシュ キー依存関係。依存関係が変化すると、オブジェクトは無効になり、キャッシュから削除されます。依存関係がない場合は、このパラメータに null 参照 (Visual Basic では Nothing) が格納されます。 - absoluteExpiration
挿入されたオブジェクトの有効期限が切れて、オブジェクトがキャッシュから削除される時刻。 - slidingExpiration
挿入されたオブジェクトに最後にアクセスしてからその有効期限が切れるまでの間隔。この値が 20 分に設定されている場合は、オブジェクトに最後にアクセスしてから 20 分が経過すると、有効期限が切れて、オブジェクトがキャッシュから削除されます。 - priority
CacheItemPriority 列挙体によって表現される、キャッシュ内に格納されている他の項目に対する相対的なオブジェクトのコスト。キャッシュからオブジェクトが削除されるときにこの値が使用されます。コストが低いオブジェクトは、コストが高いオブジェクトよりも先にキャッシュから削除されます。 - onRemoveCallback
オブジェクトがキャッシュから削除されると呼び出されるデリゲート (指定されている場合)。このデリゲートを使用して、オブジェクトがキャッシュから削除されたことをアプリケーションに通知できます。
解説
このメソッドは、同じ key パラメータで既存の Cache 項目を上書きします。
メモ key パラメータまたは value パラメータが null の場合は、 ArgumentNullException がスローされます。 slidingexpiration パラメータを TimeSpan.Zero 未満、または 1 年を超える年数に設定すると、 ArgumentOutOfRangeException がスローされます。キャッシュされた 1 つの項目に、変化する有効期限と絶対有効期限の両方は設定できません。設定すると、 ArgumentException がスローされます。
使用例
[Visual Basic, C#, C++] 使用しているアプリケーションの Cache オブジェクトに項目を挿入するときに、挿入する項目に高い優先順位を割り当てる方法を次の例で示します。
[Visual Basic, C#, C++] メモ CacheItemRemovedCallback デリゲートでこのメソッドを使用する方法については、「 キャッシュからアイテムが削除されたときのアプリケーションへの通知 」を参照してください。
Cache.Insert("DSN", connectionString, Nothing, DateTime.Now.AddMinutes(2), TimeSpan.Zero, CacheItemPriority.High, onRemove)
[C#]
Cache.Insert("DSN", connectionString, null, DateTime.Now.AddMinutes(2), TimeSpan.Zero, CacheItemPriority.High, onRemove);
[C++]
Cache->Insert(S"DSN", connectionString, 0, DateTime::Now.AddMinutes(2), TimeSpan::Zero, CacheItemPriority::High, onRemove);
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必要条件
プラットフォーム: Windows 2000, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
参照
Cache クラス | Cache メンバ | System.Web.Caching 名前空間 | Cache.Insert オーバーロードの一覧 | DateTime | TimeSpan | アプリケーション データのキャッシュ | CacheItemPriority | CacheItemRemovedCallback