XPathNavigator を指定した XPathNamespaceScope と一致する最初の名前空間ノードに移動します。
Note[note] XPathNavigator クラスは名前空間ノードをドキュメントの逆順で返します。したがって、 MoveToFirstNamespace は、基本的には現在のスコープ内の最後の名前空間ノードに移動します。
Overloads Public MustOverride Function MoveToFirstNamespace( _
ByVal namespaceScope As XPathNamespaceScope _) As Boolean
[C#]
public abstract bool MoveToFirstNamespace(XPathNamespaceScopenamespaceScope);
[C++]
public: virtual bool MoveToFirstNamespace(XPathNamespaceScopenamespaceScope) = 0;
[JScript]
public abstract function MoveToFirstNamespace(
namespaceScope : XPathNamespaceScope) : Boolean;
パラメータ
- namespaceScope
名前空間スコープを記述する XPathNamespaceScope 値。
戻り値
ナビゲータが最初の名前空間ノードに正常に移動する場合は true 。それ以外の場合は false 。
解説
例として次の XML フラグメントを使用して、ナビゲータをデータ ノードに配置すると、 MoveToFirstNamespace は次のように動作します。
- MoveToFirstNamespace(XPathNamespaceScope.All) は、次の名前空間ノード、
xmlns:c='C'、xmlns:a='A2'、xmlns=''、xmlns:b='B'、xmlns:xml='http://www.w3.org/XML/1998/namespace'のいずれかに移動します。 - MoveToFirstNamespace(XPathNamespaceScope.ExcludeXml) は、次の名前空間ノード、
xmlns:c='C'、xmlns:a='A2'、xmlns=''、xmlns:b='B'のいずれかに移動します。 - MoveToFirstNamespace(XPathNamespaceScope.Local) は、
xmlns:c='C'ノードに移動します。
<root xmlns='urn:default' xmlns:a='A1' xmlns:b='B'>
<item xmlns='' xmlns:a='A2'>
<data xmlns:c='C' />
</item>
</root>
ナビゲータが現在要素に配置されていない場合、このメソッドは false を返し、ナビゲータの位置は変更されません。ナビゲータが、 Name プロパティに名前空間の名前が反映されている名前空間ノードに移動された後。
ナビゲータが名前空間ノードに配置されている場合、 MoveToNext 、 MoveToPrevious 、 MoveToFirst の各メソッドは適用できません。これらのメソッドは、常に false を返し、ナビゲータの位置を変更しません。代わりに、 MoveToNextNamespace を呼び出して、次の名前空間ノードに移動できます。
一度、名前空間ノードに配置されたら、 MoveToParent を呼び出して、要素ノードに戻ります。
名前空間ノードの定義については、http://www.w3.org/TR/xpath#data-model の W3C 勧告『XML Path Language (XPath)』のセクション 5.4 を参照してください。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
参照
XPathNavigator クラス | XPathNavigator メンバ | System.Xml.XPath 名前空間 | XPathNavigator.MoveToFirstNamespace オーバーロードの一覧 | MoveToNextNamespace | GetNamespace | MoveToNamespace