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ReaderWriterLock.AcquireReaderLock メソッド (TimeSpan)

タイムアウトに TimeSpan 値を使用して、リーダー ロックを取得します。

Overloads Public Sub AcquireReaderLock( _
   ByVal timeout As TimeSpan _)
[C#]
public void AcquireReaderLock(TimeSpantimeout);
[C++]
public: void AcquireReaderLock(TimeSpantimeout);
[JScript]
public function AcquireReaderLock(
   timeout : TimeSpan);

パラメータ

  • timeout
    タイムアウト時間を指定する TimeSpan

例外

例外の種類 条件
ApplicationException timeout は、ロック要求が許可される前に期限が切れます。
ArgumentOutOfRangeException timeout は、-1 ミリ秒以外の負の値を指定します。

解説

別のスレッドがライタ ロックを保持している場合、または 1 つ以上のスレッドがライタ ロックを待機している場合、 AcquireReaderLock はブロックします。

メモ   現在のスレッドがライタ ロックを既に保持している場合、リーダー ロックは取得されません。代わりに、ライタ ロックのロック カウントがインクリメントされます。これによって、スレッドが自身のライタ ロックでブロックすることを防ぐことができます。この結果は AcquireWriterLock を呼び出した場合とまったく同じです。この場合、ライタ ロックを解放するには、追加の ReleaseWriterLock 呼び出しが必要となります。

AcquireReaderLock は、再帰的なリーダー ロック要求をサポートします。つまり、1 つのスレッドは AcquireReaderLock を複数回呼び出すことができます。ロック カウントは呼び出しのたびにインクリメントされます。 ReleaseReaderLock は、 AcquireReaderLock を呼び出した回数だけ呼び出す必要があります。代わりに、 ReleaseLock を呼び出すことによって、ロック カウントをすぐに 0 に設定することもできます。

再帰的なロック要求は必ずすぐに許可されます。このとき、スレッドがリーダー キューに置かれることはありません。ただし、ライタ ロックの要求を長時間にわたってブロックしないためにも、再帰的なロック要求は注意して使用してください。

有効なタイムアウト値については、 ReaderWriterLock を参照してください。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

ReaderWriterLock クラス | ReaderWriterLock メンバ | System.Threading 名前空間 | ReaderWriterLock.AcquireReaderLock オーバーロードの一覧 | スレッド処理 | ReaderWriterLock