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Marshal.PtrToStructure メソッド (IntPtr, Type)

アンマネージ メモリ ブロックから、指定した型の、新しく割り当てられたマネージ オブジェクトにデータをマーシャリングします。

Overloads Public Shared Function PtrToStructure( _
   ByVal ptr As IntPtr, _   ByVal structureType As Type _) As Object
[C#]
public static object PtrToStructure(IntPtrptr,TypestructureType);
[C++]
public: static Object* PtrToStructure(IntPtrptr,Type* structureType);
[JScript]
public static function PtrToStructure(
   ptr : IntPtr,structureType : Type) : Object;

パラメータ

  • ptr
    アンマネージ メモリ ブロックへのポインタ。
  • structureType
    作成するオブジェクトの Type 。この型オブジェクトは、書式指定クラスまたは構造体を表す必要があります。

戻り値

ptr パラメータが指すデータを格納しているマネージ オブジェクト。

例外

例外の種類 条件
ArgumentException structureType のレイアウトが sequential または explicit ではありません。

解説

構造体のパラメータが System.IntPtr の値として表現されているときは、COM 相互運用とプラットフォーム呼び出しで PtrToStructure が必要となることがしばしばあります。値型をこのオーバーロード メソッドに渡すことができます。この場合、返されたオブジェクトは、ボックスに設定されたインスタンスです。

メモ   このメソッドは SecurityAction.LinkDemand を使用して、信頼関係のないコードからの呼び出しを防ぎます。 SecurityPermissionAttribute.UnmanagedCode アクセス許可は、直前の呼び出し元にのみ要求されます。信頼性が一部しか確認されていないコードから呼び出すことができるコードの場合、ユーザー入力を検証せずに Marshal クラスに渡すことは避けてください。 LinkDemand メンバの使用に関する重要な制約事項については、「 Demand と LinkDemand 」を参照してください。

使用例

[Visual Basic, C#] UCOMITypeInfo.GetTypeAttr を呼び出して TYPEATTR 構造体を取得した後に PtrToStructure を使用する例を次に示します。アンマネージ シグネチャの TYPEATTR** パラメータは相互運用マーシャラでサポートされていないため、 GetTypeAttr は参照による IntPtr パラメータで定義されます。

 
Dim typeInfo As UCOMITypeInfo = ... 
Dim ptr As IntPtr = IntPtr.Zero
typeInfo.GetTypeAttr(ptr)
Dim attr As TYPEATTR = _ 
  CType(Marshal.PtrToStructure(ptr, GetType(TYPEATTR)), TYPEATTR)
[C#] 
UCOMITypeInfo typeInfo = ...; 
IntPtr ptr = IntPtr.Zero; 
typeInfo.GetTypeAttr(ref ptr); 
TYPEATTR attr = (TYPEATTR)Marshal.PtrToStructure(ptr, 
    typeof(TYPEATTR));

[C++, JScript] C++ および JScript のサンプルはありません。Visual Basic および C# のサンプルを表示するには、このページの左上隅にある言語のフィルタ ボタン 言語のフィルタ をクリックします。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET

.NET Framework セキュリティ:

参照

Marshal クラス | Marshal メンバ | System.Runtime.InteropServices 名前空間 | Marshal.PtrToStructure オーバーロードの一覧 | GetTypeAttr