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アプリケーション プールの状態の設定

アプリケーション プールの状態の設定によって、ワーカー プロセスが適切に機能しているかどうかを監視する方法を制御できます。ここでは、アプリケーション プールの状態の設定を指定する方法について説明します。

アプリケーション プールの状態の設定の指定

アプリケーション プールのリサイクルの設定は、アプリケーション プールの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [状態] タブで指定します。

アプリケーション プールの状態の設定を指定するには

  1. IIS 管理コンソールを開き、プラス記号をクリックしてローカル コンピュータを展開します。
  2. プラス記号をクリックして [アプリケーション プール] フォルダを展開します。
  3. 適切なアプリケーション プールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。アプリケーション プールの [プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. [状態] タブをクリックし、適切なアプリケーション プールの設定を指定します。

アプリケーション プールの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [状態] タブ

Ping を有効にする

[Ping を有効にする] は、ASP.NET プロセス モデルの pingFrequency の設定に相当するアプリケーション プールの設定です。この設定は、ASP.NET ISAPI でワーカー プロセスが存在するかどうかをチェックする間隔を指定します。ワーカー プロセスが存在しない場合は、ワーカー プロセスが再起動されます。既定では [Ping を有効にする] は有効で、30 秒に設定されています。時間間隔を変更するには、スピン ボックスで値を変更します。ping を無効にするには、[Ping を有効にする] チェック ボックスをオフにします。

シャットダウンの制限時間

[シャットダウンの制限時間] は、ASP.NET プロセス モデルの shutDownTimeout の設定に相当するアプリケーション プールの設定です。この設定は、ワーカー プロセスが正常にシャットダウンするまでの時間を指定します。指定した時間内にワーカー プロセスがシャットダウンしない場合、ASP.NET ISAPI がワーカー プロセスを終了します。既定では、[シャットダウンの制限時間] は 90 秒に設定されています。時間制限を変更するには、スピン ボックスで値を変更します。

参照   

ワーカー プロセス分離モード用のアプリケーション プールの設定 | アプリケーション プールのパフォーマンスの設定 | アプリケーション プールのリサイクルの設定 | アプリケーション プールの ID の設定 | IIS 6.0 のアプリケーション分離モード | IIS 6.0 のアプリケーション分離モードの概要 | ASP.NET プロセス モデルの設定と IIS 6.0 アプリケーション プールの設定の対応 | <processModel> 要素