接続のグループ化では、1 つのアプリケーション内の特定の要求を定義済みの接続プールに関連付けます。グループ化が必要になる可能性があるのは、ユーザーの代わりにバック エンド サーバーに接続し、デリゲートをサポートする認証プロトコル (Kerberos など) を使用する中間層アプリケーションや、後の例に示すように、アプリケーション自身の資格情報を生成する中間層アプリケーションです。たとえば、Joe というユーザーが自分の給与情報を表示する社内の Web サイトにアクセスするとします。Joe の認証後、中間層アプリケーション サーバーは、Joe の資格情報を使用してバック エンド サーバーに接続し、Joe の給与情報を取得します。次に、Susan がこのサイトにアクセスして、自分の給与情報を要求するとします。この場合、中間層アプリケーションが Joe の資格情報を使用して既に接続を確立しているため、バック エンド サーバーは Joe の情報で応答します。しかし、アプリケーションがバック エンド サーバーに送信される各要求をユーザー名から形成される接続グループに割り当てると、各ユーザーは個別の接続プールに属すことになり、誤って他のユーザーと認証情報を共有することがなくなります。
要求を特定の接続グループに割り当てるには、要求を作成する前に、WebRequest の ConnectionGroupName プロパティに名前を割り当てる必要があります。