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OpCodes.Conv_R8 フィールド

評価スタックの一番上の値を float64 に変換します。

Public Shared ReadOnly Conv_R8 As OpCode
[C#]
public static readonly OpCode Conv_R8;
[C++]
public: static OpCode Conv_R8;
[JScript]
public static var Conv_R8 : OpCode;

解説

命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。

形式 アセンブリ形式 説明
6C conv.r8 float64 に変換し、 F をスタックにプッシュします。

スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。

  1. value がスタックにプッシュされます。
  2. value がスタックからポップされ、変換演算が試行されます。
  3. 正常に変換された場合は、結果値がスタックにプッシュされます。

conv.r8 オペコードは、スタックの一番上の value をオペコードで指定された型に変換し、変換した値をスタックの一番上に残します。4 バイト未満の整数値は、評価スタックに読み込まれるときに int32 に拡張されます。ただし、 conv.i または conv.u が使用される場合を除きます。この場合は、結果も natural int になります。浮動小数点値は、 F 型に変換されます。

浮動小数点数から整数値への変換では、数値が 0 方向に切り捨てられます。 float64 から float32 への変換時に、有効桁数が減ることがあります。value が float32 (F) には大きすぎる場合は、正の無限大 (value が正の場合) または負の無限大 (value が負の場合) が返されます。ある整数型から別の整数型への変換でオーバーフローが発生すると、上位ビットは切り捨てられます。結果が int32 より小さい場合は、スロットを満たすために値が符号拡張されます。

浮動小数点型から整数型への変換でオーバーフローが発生すると、返される値は指定されません。

このフィールドを使用するときに例外がスローされることはありません。

conv.r8 オペコードを使用できる Emit コンストラクタ オーバーロードを次に示します。

  • ILGenerator.Emit(OpCode)

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

OpCodes クラス | OpCodes メンバ | System.Reflection.Emit 名前空間