StringDictionary へのアクセスを同期するために使用できるオブジェクトを取得します。
Public Overridable ReadOnly Property SyncRoot As Object
[C#]
public virtual object SyncRoot {get;}
[C++]
public: __property virtual Object* get_SyncRoot();
[JScript]
public function get SyncRoot() : Object;
プロパティ値
StringDictionary へのアクセスを同期するために使用できる Object 。
解説
派生クラスでは、 SyncRoot プロパティを使用して、独自に StringDictionary を同期させることができます。コードによる同期操作は、 StringDictionary で直接実行するのではなく、 StringDictionary の SyncRoot で実行する必要があります。これにより、他のオブジェクトから派生したコレクションの操作が正常に実行されます。特に、 StringDictionary オブジェクトを同時に変更する可能性がある別スレッドとの間で、正常な同期を維持します。
コレクションの列挙処理は、本質的にはスレッド セーフな処理ではありません。コレクションが同期されている場合でも、他のスレッドがそのコレクションを変更する可能性はあり、そのような状況が発生すると列挙子は例外をスローします。列挙処理を確実にスレッド セーフに行うには、列挙中にコレクションをロックするか、他のスレッドによって行われた変更によってスローされる例外をキャッチする方法のいずれかを実行できます。
[Visual Basic, C#] 列挙処理中に SyncRoot を使用してコレクションをロックする方法については、次のコード例を参照してください。
StringDictionary myCollection = new StringDictionary();
lock( myCollection.SyncRoot ) {
foreach ( Object item in myCollection ) {
// Insert your code here.
}
}
[Visual Basic]
Dim myCollection As New StringDictionary()
Dim item As Object
SyncLock myCollection.SyncRoot
For Each item In myCollection
' Insert your code here.
Next item
End SyncLock
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
参照
StringDictionary クラス | StringDictionary メンバ | System.Collections.Specialized 名前空間