ノードのセットを選択すると、ランダム アクセス方式によってノード上をナビゲートできます。Select を使用してノードを選択した後に、MoveNext を呼び出してナビゲータを選択基準と一致する最初のノードに位置付ける必要があり、このことに注意することは重要です。このセクションで説明する多くの Move メソッドは、属性ノードと名前空間ノードを除く、すべてのノードのナビゲーションを提供します。XPathNavigator を使用して属性ノードと名前空間ノードをナビゲートする方法については、「XPathNavigator を使用する属性と名前空間のナビゲーション」を参照してください。
利用可能なナビゲーション メソッドおよびその移動方法を次の表に示します。
メソッド | 説明 |
---|---|
MoveTo | 別の位置をナビゲータに指定して、ナビゲータの現在位置を移動します。移動が成功すると、ブール値を返します。 |
MoveToNext | XPathNavigator を現在のノードの次の兄弟に移動します。 |
MoveToPrevious | XPathNavigator を現在のノードの 1 つ前の兄弟に移動します。 |
MoveToFirst | XPathNavigator を現在のノードの最初の兄弟に移動します。 |
MoveToFirstChild | XPathNavigator を現在のノードの最初の子に移動します。このメソッドは、ルート ノードおよび他の子ノードを持つノード タイプに位置している場合にだけ有効です。属性ノードと名前空間ノードは、要素ノードの子ノードとは解釈されません。 |
MoveToParent | XPathNavigator を現在のノードの親に移動します。ルートは親を持ちません。ルート以外のすべてのノード タイプの場合は、親またはルートに移動します。 |
MoveToRoot | XPathNavigator をこのノードを所有するルート ノードに移動します。 |
MoveToId | XPathNavigator を ID タイプの属性を持ち、その値が指定された文字列と一致するノードに移動します。 |
ドキュメント内のメソッドの移動は、先頭から末尾に向かって実行されます。MoveTo メソッドおよび MoveToId メソッドは、XmlDataDocument. で機能しません。
参照
.NET Framework の XPathNavigator | XPath クエリで認識されるノード タイプ | XPathNavigator を使用する属性と名前空間のナビゲーション | XPath および XPathExpressions によるコンパイル、選択、評価、および一致