評価スタックの一番上にある符号付きの値を符号付き natural int に変換し、オーバーフローについては OverflowException をスローします。
Public Shared ReadOnly Conv_Ovf_I As OpCode
[C#]
public static readonly OpCode Conv_Ovf_I;
[C++]
public: static OpCode Conv_Ovf_I;
[JScript]
public static var Conv_Ovf_I : OpCode;
解説
命令の 16 進数の形式、MSIL (Microsoft Intermediate Language) アセンブリ形式、および簡単な説明の一覧を次の表に示します。
形式 | アセンブリ形式 | 説明 |
---|---|---|
D4 | conv.ovf.i | スタック上で natural int として、 natural int に変換し、オーバーフローについては例外をスローします。 |
スタックの遷移動作を順番に示すと、次のようになります。
- value がスタックにプッシュされます。
- value がスタックからポップされ、変換演算が試行されます。オーバーフローが発生すると、例外がスローされます。
- 正常に変換された場合は、結果値がスタックにプッシュされます。
conv.ovf.i オペコードは、スタックの一番上の value をオペコードで指定された型に変換し、変換した値をスタックの一番上に配置します。ターゲットの型で表現するには値が大きすぎるか、小さすぎる場合は、例外がスローされます。
浮動小数点数から整数値への変換では、数値が 0 方向に切り捨てられます。4 バイト未満の整数値は、評価スタックに読み込まれるときに int32 に拡張されます。ただし、 conv.ovf.i または conv.ovf.u が使用される場合を除きます。この場合は、結果も natural int になります。
結果を結果型で表すことができない場合は、 OverflowException がスローされます。
conv.ovf.i オペコードを使用できる Emit コンストラクタ オーバーロードを次に示します。
- ILGenerator.Emit(OpCode)
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ