.NET チームは、PowerShell がプレインストールされた Docker イメージを発行します。 この記事では、Docker コンテナーで PowerShell の使用を開始する方法を説明します。
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これらのイメージには、Docker 17.05 以降が必要です。 また、 sudo
またはローカル管理者権限なしで Docker を実行できる必要があります。 インストール手順については、Docker の公式ドキュメントを 参照してください。
.NET チームは、さまざまな開発シナリオ用に設計された複数の Docker イメージを発行します。 .NET SDK のイメージにのみ PowerShell が含まれています。 詳細については、「 公式の .NET Docker イメージ」を参照してください。
コンテナーで PowerShell を使用する
次のコマンドは、.NET SDK と PowerShell の利用可能な最新の安定バージョンを含むイメージをダウンロードします。
docker pull mcr.microsoft.com/dotnet/sdk:9.0
コンテナーで対話型の PowerShell セッションを開始するには、次のコマンドを使用します。
docker run -it mcr.microsoft.com/dotnet/sdk:9.0 pwsh
最新の長期サポート (LTS) バージョンの PowerShell をダウンロードして実行するには、イメージ名を mcr.microsoft.com/dotnet/sdk:8.0
に変更します。 これらのイメージ タグを使用すると、Docker によってホスト オペレーティング システムに適したイメージがダウンロードされます。 特定のオペレーティング システムのイメージが必要な場合は、イメージ タグでオペレーティング システムを指定できます。 使用可能なタグの一覧については、 Microsoft Artifact Registry を参照してください。
- タグの詳細については、 サポートされているタグ ポリシー
- サポートされているオペレーティング システムの詳細については、サポートされているプラットフォーム ポリシーを参照してください。
サポートのライフサイクル
.NET サポート ポリシーでは、これらのイメージのサポート方法を定義します。 これらのイメージは、開発およびテスト目的でのみ提供されます。 運用環境に対応したイメージが必要な場合は、独自のイメージをビルドする必要があります。 これらの Docker イメージの詳細については、GitHub の dotnet-docker リポジトリを参照してください。
PowerShell チームによって以前に公開されたイメージは、Microsoft Container Registry (MCR) で非推奨としてマークされます。
テレメトリ
既定では、PowerShell は、PowerShell の将来のバージョンの開発に役立つ、個人データを含まない限られたテレメトリを収集します。 テレメトリを送信しないようにするには、インストール先から PowerShell を起動する前に、POWERSHELL_TELEMETRY_OPTOUT
という環境変数を作成して値を 1
に設定します。 収集するテレメトリは、Microsoft プライバシー ステートメントに記載されています。
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