Azure ノード テンプレートには、HPC クラスターに Azure ノードとして追加される Azure ロール インスタンスを構成するための設定が用意されています。 HPC Pack 2008 R2 Service Pack 1 以降では、HPC Pack では、Windows Server とほぼ同様のゲスト オペレーティング システムを実行する worker ロール インスタンスの追加がサポートされています。
重要
- 特定のバージョンの HPC Pack には、Azure VM ロール インスタンスを Azure ノードとして追加するための設定が含まれています。 Microsoft Azure の VM ロール機能 (ベータ) は、2013 年 5 月 15 日に廃止されます。 また、Windows HPC クラスターから VM ロール ノードにカスタム VHD をデプロイするための Microsoft HPC Pack 2008 R2 と Microsoft HPC Pack 2012 の設定も非推奨になりました。 提供終了日が過ぎると、HPC クラスターからの VM ロールのデプロイは失敗するか、アクセスできなくなります。
- Azure ノードのデプロイ用に VM ロール インスタンスを選択するためのノード テンプレート設定は、HPC Pack 2012 SP1 以降で削除されます。
クラスターにノードを追加して Azure でプロビジョニングした後、Azure ノードを使用して、オンプレミスの Windows HPC クラスターで実行できる多くのアプリケーションとジョブを実行できます。
HPC クラスターへの Azure ノードの追加の詳細については、Microsoft TechNet ライブラリの「Burst to Azure with Microsoft HPC Pack」を参照してください。
ワーカー ノードのゲスト オペレーティング システム
次の表は、Azure worker ロール インスタンスでの Windows Server ゲスト オペレーティング システムの HPC Pack でのサポートを示しています。 HPC Pack 2012 以降では、ワーカー ノードで実行するためにサポートされているオペレーティング システムのいずれかを選択できます。 HPC Pack 2008 R2 では、サポートされているオペレーティング システムが既定でインストールされます。
| HPC Pack のバージョン | ゲスト オペレーティング システム |
|---|---|
| HPC Pack 2012 R2 | - Windows Server 2012 R2 (Azure ゲスト OS 4.x) - Windows Server 2012 (Azure ゲスト OS 3.x) - Windows Server 2008 R2 (Azure ゲスト OS 2.x) |
| HPC Pack 2012 | - Windows Server 2012 (Azure ゲスト OS 3.x) - Windows Server 2008 R2 (Azure ゲスト OS 2.x) |
| HPC Pack 2008 R2 (SP1 以上) | - Windows Server 2008 R2 (Azure ゲスト OS 2.x) |
Azure ゲスト オペレーティング システムの詳細については、「Azure ゲスト OS リリースと SDK 互換性マトリックス」を参照してください。
ワーカー ノード用のアプリケーション VHD
HPC Pack 2012 以降では、必要に応じて、各 Azure ワーカー ノードに永続 VHD ファイル (Azure ドライブ) をマウントするようにノード テンプレートを構成できます。 詳細については、「Azure Worker ノードにアプリケーション VHD をマウントする」を参照してください。
関連情報
Microsoft HPC Pack 用の Azure ノード テンプレートの構成
Windows HPC クラスター に Azure ノードを追加する