IOrganizationService インターフェイスは、システム テーブルとカスタム テーブル、および環境のテーブル定義 (メタデータ) で Web サービスの操作を実行するために使用される一連のメソッドを公開します。
クライアント アプリケーション
クライアント アプリケーションを作成する際にコードで使用できる一部のクラスでは、IOrganizationService
インターフェースを実装しています:
クラス | プロパティ |
---|---|
CrmServiceClient | .NET Framework クライアント アプリケーションを作成するときには、このクラスを使用する必要があります。 |
ServiceClient | .NET Framework または .NET Core クライアント アプリケーションを作成するときには、このクラスを使用する必要があります。 |
プラグイン
プラグインを記述する場合、IOrganizationServiceFactory.CreateOrganizationService メソッドから返されるオブジェクトは、IOrganizationService インターフェイスを実装していますが、前のセクションで説明したクライアント クラスのどの型でもありません。
IOrganizationService メソッド
IOrganizationService インターフェイスが実装された各クラスには、追加プロパティおよびメソッドが含まれますが、IOrganizationService インターフェイスにあるのは 8 つのメソッドだけです。
メソッド | プロパティ |
---|---|
Associate | テーブルの関連付けを使用して 2 つのテーブル行をリンクする |
Create | テーブル行を作成します。 |
Delete | 行を削除する |
Disassociate | テーブルの関連付けを使用して 2 つのテーブル行の間のリンクを削除する |
Execute | OrganizationRequest のインスタンス、もしくはそこからの派生クラスを渡すことで、Message として定義する操作を呼び出します。 |
Retrieve | テーブル行のインスタンスを取得します。 |
RetrieveMultiple | クエリで設定された基準に一致するテーブル行のコレクションを取得します。 |
Update | テーブル行の列の値を変更します。 |
注意
組織サービスは Execute
メソッドのみを公開しています。
IOrganizationService インターフェイスのその他のメソッドは、Execute
メソッドのラッパーにすぎません。 これらのその他のメソッドが作業に便利なように、用意されています。
Execute
メソッドのみを使用して全ての操作を実行できます。 詳細: メッセージを .NET 用 SDK と共に使用する
参照
.NET 用 SDK でメッセージを使用する
プラグインを記述する
.NET 用 SDK を使用したエンティティ クラスの操作