複数のプロジェクト間での参照が許可されているホスト アプリケーションで Option Private Module を使用すると、プロジェクトの外部からのモジュールの内容の参照が禁止されます。 そのような参照が許可されていないホスト アプリケーション (たとえば、Visual Basic のスタンドアロン バージョン) では、Option Private を使用しても効果はありません。
構文
Option Private モジュール
解説
Option Private ステートメントを使用する場合は、モジュール レベルのすべてのプロシージャの前で指定する必要があります。
モジュールに Option Private Module が含まれていると、モジュール レベルで宣言されている変数、オブジェクト、ユーザー定義型などのパブリック部分は、そのモジュールを含むプロジェクト内では同じように使用できますが、他のアプリケーションまたはプロジェクトでは使用できなくなります。
注:
Option Private は、複数のプロジェクトの同時読み込みをサポートし、読み込まれたプロジェクト間での参照を許可しているホスト アプリケーションに対してのみ有用です。 たとえば、Microsoft Excel では複数のプロジェクトの読み込みが許可されており、Option Private Module を使用してプロジェクト間の可視性を制限できます。 Visual Basic では、複数のプロジェクトを読み込むことはできますが、Visual Basic でのプロジェクト間の参照は許可されません。
例
次の例では、モジュール レベルで Option Private ステートメントを使用して、モジュール全体がプライベートであることを示しています。 Option Private Module を指定すると、Private を宣言されていないモジュール レベルの部分はプロジェクト内の他のモジュールで使用できますが、他のプロジェクトまたはアプリケーションでは使用できません。
Option Private Module ' Indicates that module is private.
関連項目
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