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TextRange2.Runs プロパティ (Office)

指定されたテキスト ランのサブセットを表す TextRange2 オブジェクトを取得します。 テキスト ランは、同じフォント属性を共有する文字の範囲で構成されています。 読み取り専用です。

構文

実行 (開始長さ)

TextRange2 オブジェクトを返す式。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Start 省略可能 長整数型 (Long) 返されるテキスト範囲の最初のランを指定します。
Length 省略可能 長整数型 (Long) 返されるテキストのラン数を指定します。

戻り値

TextRange2

注釈

StartLength の両方を省略した場合、返される範囲は最初の実行で始まり、指定した範囲内の最後の段落で終わります。

Start を指定しても Length が省略された場合、返される範囲には 1 回の実行が含まれます。

Length が指定されていても Start が省略された場合、返される範囲は、指定した範囲内の最初の実行から始まります。

Start が指定したテキスト内の実行数を超える場合、返される範囲は、指定した範囲内の最後の実行から始まります。

Length が、指定した開始実行からテキストの末尾までの実行の数を超える場合、返される範囲にはそれらのすべての実行が含まれます。

1 つのランは、フォントが変更された後の先頭の文字から同じフォント属性を持つ最後から 2 番目の文字までのすべての文字で構成されます。 たとえば、次の文章について考えてみましょう。

この 斜体 の単語は太字ではありません。

この文では、"This" という単語の後ろのスペースが斜体として書式設定されていない場合、最初のランは "This" という単語で構成されます (スペースが斜体として書式設定されている場合、最初のランは最初の 3 文字 "Thi" で構成されます)。 同様に、2 番目のランには、この語の後のスペースに斜体の書式が設定されている場合にのみ、"italic" という語が含まれます。

次の使用例は、作業中のプレゼンテーションでスライド 1 の図形 2 の 2 番目のランが既に斜体になっている場合、それを太字斜体に書式設定します。

With Application.ActivePresentation.Slides(1).Shapes(2) _ 
        .TextFrame.TextRange2 
    With .Runs(2).Font 
        If .Italic Then 
            .Bold = True 
        End If 
    End With 
End With

関連項目

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