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DocumentProperties.Add メソッド (Office)

新しいカスタム ドキュメント プロパティを作成します。 新しいドキュメント プロパティは、カスタム DocumentProperties コレクションのみに追加できます。

構文

expression.Add (Name, LinkToContent, Type, Value, LinkSource)

expression 必須。 DocumentProperties オブジェクトを表す変数です。 カスタム DocumentProperties オブジェクト。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
名前 必須 String プロパティの Name の文字列です。
LinkToContent 必須 ブール型 (Boolean) LinkToContent プロパティをコンテナー ドキュメントの内容にリンクするかどうかを指定します。 この引数に True を指定した場合は、引数 LinkSource を必ず指定します。False を指定した場合は、引数 Value を必ず指定します。ません。
Type 省略可能 Variant (バリアント型) Type プロパティのデータ型を指定します。 次のいずれかの MsoDocProperties 定数にできます: msoPropertyTypeBooleanmsoPropertyTypeDatemsoPropertyTypeFloatmsoPropertyTypeNumber、またはmsoPropertyTypeString
省略可能 Variant (バリアント型) コンテナー ドキュメントの内容にリンクされていない場合の Value プロパティのデータ値。 値は Type 引数が指定するデータ型と一致するように変換され、もし変換できない場合は、エラーが発生します。 LinkToContentTrue の場合、この引数は無視され、リンクしたプロパティの値がコンテナー アプリケーションによって更新されるまで (通常はドキュメントの保存時)、新しいドキュメント プロパティには既定値が設定されます。
LinkSource 省略可能 Variant (バリアント型) LinkToContentFalse の場合、この引数は無視されます。 LinkSource プロパティのソース。 使用できるリンクの種類は、コンテナー アプリケーションに基づいて決定されます。 たとえば DDE リンクでは、"Server|Document!Item" という構文が使われます。

注釈

Office ドキュメントの特定の値にリンクしているドキュメント プロパティを DocumentProperties コレクションに追加する場合、DocumentProperty オブジェクトに正しくドキュメント プロパティが追加されているかどうかを確認するには、Office ドキュメントをあらかじめ保存しておく必要があります。

次の使用例は、Word で DocumentProperties コレクションにユーザー設定のドキュメント プロパティを 3 つ追加します。

With ActiveDocument.CustomDocumentProperties 
    .Add Name:="LastModifiedBy", _ 
        LinkToContent:=True, _ 
        Type:=msoPropertyTypeString, _ 
        LinkSource:=Author
    .Add Name:="CustomNumber", _ 
        LinkToContent:=False, _ 
        Type:=msoPropertyTypeNumber, _ 
        Value:=1000 
    .Add Name:="CustomString", _ 
        LinkToContent:=False, _ 
        Type:=msoPropertyTypeString, _ 
        Value:="This is a custom property." 
    .Add Name:="CustomDate", _ 
        LinkToContent:=False, _ 
        Type:=msoPropertyTypeDate, _ 
        Value:=Date 
End With

関連項目

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